普及価格帯ながら本格的な機能を備える
パイオニア「BDP-320」
プレーヤーだけで5モデルと幅広いラインアップを展開するパイオニア。BDP-320はそのミドルクラスに位置するモデル。48bit Deep Color出力対応や、同社独自のジッターレス伝送により、CDの音をより高音質で楽しめる「PQLS 2chオーディオ」など、上級モデルの高画質・高音質機能を受け継いでいることが特徴だ。
プレーヤー側でディスクを再生すると、接続したテレビの電源が入り、入力も切り替わる「スマートPLAY」を備え、同社の薄型テレビ「KURO」のほか、シャープ「AQUOS」、日立「Wooo」とも連携するのが便利。
画質調整機能は非常に充実しており、NRだけでYNR(輝度ノイズ低減)、CNR(色ノイズ低減)、BNR(ブロックノイズ低減)、MNR(モスキートノイズ低減)が細かく調整できる。このほかディテールやガンマ、色あいと好みの画質を存分に追い込むことが可能だ。
また、画質モードもユニークで、「PDP」「LCD」「Projecter」「Pioneer PDP」「Professional」と、接続するテレビのタイプに合わせて調整されたモードを用意している。
KURO専用の「Pioneer PDP」を備えているのも、パイオニアユーザーにはうれしいところだろう。ただし、他のモデルが備えるようなネットワーク機能はシンプルで、静止画・動画や音楽データの再生のみだ。