古い猫写真をあさっていたら、上の写真を見つけたのである。ちなみにこれの撮影日時は2000年、つまり9年前に撮った写真。いつ撮ったかが記録されてるのはデジカメのいいところ。
でも場所がわからない。あれ? これ、どこで撮ったっけ。
そういうときは、同じ日に撮った前後の写真を探すのだが、わかったのはこの15分後に表参道近辺に行ったことだけ。でもあのへんにこんな場所はあったっけ。
そんなことってないですか? 移動途中に猫だけ撮ってまた歩いたり走ったりしはじめる。年月がたつと、どこで撮ったかわからなくなる。うーむ。
一番くやしいのが下の写真。4年前に撮ったもの。
小さなくずれかけたプチ稲荷の祠の前で毛繕いしてる猫。すごく可愛くて気に入ってるのだが、どこで撮ったかがわからない。
ああ。13時半の写真で左から日差しが当たってるから、南北に走ってる道路の西側である。およそ5分後に駅前で撮った写真が残っており、その駅までうちから自転車で10分くらいだから……ってめちゃ近所じゃないすか!
でも、猫どころかこのプチ稲荷も見つからないのである。改築か建て替えで消滅したり形を変えてしまったのかもしれない。何せ東京はそんなことが日常茶飯事。ちょっとくやしい。
それをなんとか解決してみよう、である。
写真を管理するときの基本ってやはり「いつどこで何を撮ったか」で、「いつ」は自動的にデジカメに記録されるので問題ない。
「何を」は、まあ顔認識とかシーン自動認識機能なんて出てきているが最終的には自分で判断することである。「猫顔認識機」機能ができたとしても(なんか、いずれできそうな気がする)、横顔猫とか後ろを向いてる猫までは無理だろうしなあ。
残るは「どこで」であるが、実はこれ、解決しつつあるのである。
それがGPS。GPS内蔵カメラを使わなくても、適当なGPSユニットで位置情報をとっておき、あとでそれと写真をマッチングさせればいいのだ。
この連載の記事
-
第894回
デジカメ
寒くなる折、猫が気持ちよさそうに撫でられてる暖かそうな“ほっこり写真”を集めてみた -
第893回
デジカメ
さすがフラッグシップ! キヤノン「EOS R1」は猫の一番いい瞬間をピシッと撮ってくれた -
第892回
デジカメ
ライカ風の画作りが楽しめる「Xiaomi 14T Pro」 動いてる猫もブレずに撮れて独自のフィルターも効果的! -
第891回
デジカメ
軽くて小さい富士フイルム「X-M5」が登場! いろんな猫をいろんな「フィルムシミュレーション」で撮ってみた -
第890回
デジカメ
プロ向け動画カメラ、パナソニック「LUMIX DC-GH7」の4K動画から一番カワイイ瞬間を切り出した! -
第889回
デジカメ
ズーム操作も快適! 機動力が高い「iPhone 16 Pro」のカメラコントロールで秋の外猫を望遠撮影 -
第888回
デジカメ
予定よりも早く届いた「iPhone 16 Pro」 2倍&5倍望遠や「カメラコントロール」を使って猫撮影 -
第887回
デジカメ
iPhone 16 Pro発売記念! 歴代iPhoneで撮った懐かしい猫写真を発掘【iPhone 7 Plus~15 Pro Max編】 -
第886回
デジカメ
iPhone 16 Pro発売記念! 歴代iPhoneで撮った懐かしい猫写真を発掘【iPhone 3G~6s編】 -
第885回
デジカメ
”猫撮影の基本”第4弾! 室内猫なら1/250~1/500秒、動く猫なら1/1000秒とシャッタースピードをコントロール -
第884回
デジカメ
黒猫「ミル」の真面目な顔、悔しい顔……黒一色のおかげで目元や口元が際立つ写真が撮れた - この連載の一覧へ