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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第96回

クロキバの犬歯はやはり長かった

2009年04月09日 13時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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いつも口元から犬歯がはみでてる黒猫。だから「クロキバ」と命名したのである
いつも口元から犬歯がはみでてる黒猫。だから「クロキバ」と命名したのである(2009年3月 ニコン D90)

 前回(関連記事)の続き。おべんとを食べながら、鶏肉の味がついてないところをこっそりラップにくるみ、猫へのお土産にしたのである。そして再び猫だまりの休憩所へ向かうと……1匹もいない。がーん。

 めげずに手に肉片を持って、口笛を吹いたり舌打ちをしたりしてると、遠くからひょっこりと1匹登場。

 今回の狙いは「クロキバ」なんだけど、まあしょうがない。猫を安心させるためにしゃがんで姿勢を低く取り、手のひらに肉片を乗せて呼ぶと、少しずつ少しずつ近づいてくる。

 このままでは撮れないので、近くにあったコンクリート製テーブルの近くまでおびきよせ、肉片を乗せてじっと待つことしばし。やがて興味ぶかげに身を乗り出して匂いを嗅ぎ、パクリ。さすが、人に餌をもらいなれてる(と思う)だけあって、行動が素直。

テーブルの上においた肉片の匂いを嗅いで食べられるかチェック。このあと一瞬でパクリ
テーブルの上においた肉片の匂いを嗅いで食べられるかチェック。このあと一瞬でパクリ(2009年3月 ニコン D90)

 お気に召したようで、おかわりを要求する。やがて諦めたのか満足したのか、背中を向けて藪に戻ってしまった。

 がーん。せっかくおやつまで用意したのに……と思いきや、姿を消した猫が、クロキバを連れて戻ってきたのである。なんていい奴。お礼に撫でてあげました。ではクロキバを撮るのだ。

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