NTTコミュニケーションズ(以下NTT Com)とマイクロソフトが、IP電話のソリューションで協業を始めた。
具体的には、NTT Comの企業向けIP電話ソリューションである「.Phone IP Centrex」(以下.Phone)と、マイクロソフトのリアルタイムコミュニケーションサーバである「Microsoft Office Communications Server 2007」(以下OCS)を連携させた“ユニファイド・コミュニケーション・ソリューション”を共同で提案・販売していくという。
この協業によってどのようなソリューションが実現できるかというと、たとえばOCSで把握している在籍情報と.Phoneを連携させることによって、ユーザーが常に電話やボイスメールを受け取れるようにしたり、PC上のクリックだけで.Phoneによる通話に移行できるなど、「いつでもどこでもシームレスな」コミュニケーションが取れるようなシステムが実現できるという。
また、音声とデータを統合的に扱うことによって、組織横断プロジェクトチームの発足、拠点の新規開設などが迅速に展開でき、昨今のビジネス展開の猛烈な速さへの対応が可能になる。また、コスト削減についても、音声設備のネットワークへの集約、企業内拠点間や外出中の担当者との通話料金低額化によって通信費を削減。さらに、上記したがコミュニケーションロスが減り、その分トータルなコスト削減につながるという。
サービスの提供は、2009年8月を予定しているとのことだ。