(株)ネットイン京都と日本電気(株)は19日、3月15日から21日に開催される“京都太秦シネマフェスティバル”において“ブロードバンドディスプレイシステム”の実証実験を行なうと発表した。“京都太秦シネマフェスティバル”は、京都府が中心となった“太秦フェスティバル実行委員会”が主催するプロジェクトで、映画の上映、撮影所を見学できるツアー、映画作りに関するフォーラムなどが行なわれる。
ディスプレーの画面イメージ |
“ブロードバンドディスプレイシステム”は、観光スポットや駅前などに設置した薄型ディスプレーに、地域の映像や文字情報を場所/時間に応じて自動的に表示するもの。米スカラ(Scala)社のリアルタイム映像編集・配信システム『InfoChannel 3』を利用している。今回の実証実験では、ネットイン京都が設定やコンテンツ作成(地域情報の収集など)を担当し、NECがパソコンやサーバー、ソフトウェアなどのシステムを提供している。
実証実験の内容は以下のとおり。
- 実施時期
- 3月5日~4月30日
- 設置場所
- 京都の主要駅、東映太秦映画村、ハイアット リージェンシー 京都などのホテル、商店街など計6ヵ所
- 設置機器
- 46インチ液晶ディスプレー計12台(1ヵ所各2台)
- 配信内容
- 東映太秦映画村や府立の博物館の情報、鉄道運行情報、地域商店の広告、緊急情報など
NECでは今後、ブロードバンドディスプレーと携帯電話機とを連動させた新しい情報配信システムや、観光客のニーズや状況にあわせた情報配信サービスに取り組んでいくとしている。