24bit/96kHz対応のPCIバス用サウンドカード「SE-200PCI」がオンキヨーから来週登場予定だ。同製品は、2004年11月に発売された「SE-150PCI」の後継製品で、基板レイアウトの変更と高品位パーツの使用という2点が大きな改良点となる。
24bit/96kHz対応のオンキヨー製PCIバス用サウンドカード「SE-200PCI」。コンデンサなどのパーツは高品質なものが採用されている | インターフェイスは、RCA入出力、マイク入力、光デジタル入出力、マルチ入出力ケーブル用端子を装備 |
従来品「SE-150PCI」から基板レイアウトを変更し、光デジタル出力とアナログ出力の端子位置を入れ替えた。そのうえ、出力端子直前でクランク型に折れ曲がっていた銅製のプレートを直線とした。これにより、デジタル回路からのノイズを除去する独自技術“VLSC”(Vector Linear Shaping Circuit)回路を完全な対称形にでき、信号のロスや外来ノイズの影響を抑えられるという。なお、従来2ch出力のみに設けられてた銅製のプレートは、今回から7.1chのマルチチャンネル出力用にも使用されている。
また、D/AコンバータにWolfson Microelectronics社製“WM8740”を採用するほか、発信周波数偏差±10PPMと高性能な水晶発振子、PCIバスやマザーボードから混入するグランドノイズを除去するOS-CONなどを採用。これら高品質パーツの採用により、S/N比が従来の110dBから115dBに向上した(2chアナログ出力時の実測値)と同社はいう。周波数特性も0.3Hz~88kHzまでとなり、上限値が従来の44kHzより向上した。これにより48kHzまでの高域情報を含んだHDソースにも対応できる。サンプリング周波数は、デジタル入力時で最大96kHz、デジタル出力時で最大192kHzまで対応する。インターフェイスは、アナログのRCA入出力(ステレオ)、マイク入力(モノラル/ピンジャック)、光デジタル入出力、同梱の7.1chアナログ出力用ケーブル(マルチ入出力ケーブル)を接続するための端子を装備する。TSUKUMO eX.によると8~9日入荷予定で、現在予約を受付中だ。予価は1万7800円。
従来製品では、出力端子直前でクランク型に折れ曲がっていた銅製のプレートが、本製品では直線に変更された | 写真のカードはサンプル版。製品版はもう少し基盤の色が鮮やかになるとのこと |
サウンドチップには台湾VIA Technologis社のVT1724を搭載 | 本日視聴デモを行なったTSUKUMO eX.によると、8~9日入荷予定で予価は1万7800円。現在予約を受付中だ |