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“mylo”COM-1

“mylo”COM-1

2006年11月08日 12時58分更新

文● ヤシマ ノブユキ

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テキスト編集から動画/音楽再生まで

テキスト編集
“Text”メニューでは、テキストファイル(.txt)の新規作成/編集などができる。文字サイズを3段階で変更でき、保存先も本体か外部メモリーかを選べる。日本語変換システムはATOKやPOBoxではなく、オムロンソフトウェアの「Advanced Wnn」を搭載する。予測変換や学習機能も付いており、“Tools”メニューで“ユーザー辞書”を管理できる。
キーボード
“Shift+矢印キー”で範囲選択、“Fn+C”でコピー、“Fn+X”でカット、“Fn+V”で貼り付けといったキーボードショートカットも利用できて、なかなか快適だった。キーは小さいがクリック感があるので、キー配列のクセに慣れれば打鍵ミスはほとんどなくなるだろう。
音楽再生画面
音楽再生画面では、アルバムジャケットも表示できる。説明員によると、非公式ながら“ナップスター”にも対応するらしい。
動画再生
動画は全画面表示に対応する。AVI/MPEG-2/WMVなどの主要な形式は、別売の「Image Converter 2 Plus」でメモリースティックビデオフォーマット準拠のMPEG-4に変換する必要がある。
ファイルマネージャー画面
“Tools”メニューの中に“ファイルマネージャー”を搭載していて、本体や外部メモリーにあるファイルを操作(コピー/移動/削除/名前の変更)できる。ただし、パソコンのようにファイルを直接選択してアプリで開くことはできない 。なお、画面はタッチパネルではなく、表示も横長固定で縦長にはならない。

 Skypeがイマイチ盛り上がりに欠ける日本においては、このデバイスの存在自体はややニッチな印象を受けるし、価格設定もやや高めに思える。だが、これほどまでにコンパクトで、デザインもよく、キーボードも付いている無線LAN端末というのはほかにはない。しかも、ユーザーインターフェースや操作性は実に細かい部分まで丁寧に作り込んであり、初モノながらその完成度の高さには正直驚いた。

 “ホットスポットを渡り歩いてでも携帯電話の通信費を減らしたい”など、使用目的がハッキリしていれば使い甲斐のある端末ではないだろうか。

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