デル(株)は8日、同社のパソコンブランド“XPS”をノートパソコンに拡張し、その第1弾としてゲーマー向けハイスペックノートパソコン『XPS M1710』を発表した。9日に販売を開始する。
XPSは従来、同社のハイエンドデスクトップのブランドとして位置づけられてきたが、今後はデスクトップ/ノートに関わらず、“最新のテクノロジーと最高のパフォーマンスを搭載する”同社のパソコンに付与されるブランドネームとなる。
M1710は、光沢タイプの17インチワイドTFT液晶パネル(1920×1200ドット)を搭載する2スピンドルノート。CPUはCore Duo T2600-2.16GHzを、グラフィックチップには『NVIDIA GeForce Go 7900GTX』(DDR3 512MB)を選択可能となっている。またチップセットはIntel 945PM Expressを採用し、メモリは最大4GBまで選択可能で、すべてデュアルチャネル構成となる。HDDはシリアルATAの80/100/120GBで、このうち80GBと100GBは毎分7200回転のものを選択できるなど(120GBは毎分5400回転のみ)、ハイスペックな仕様となっている。
- 選択可能なCPU
- Core Duo T2600-2.16GHz/T2500-2GHz/T2400-1.66GHzGHz
- 選択可能なメモリー構成
- 512~4GB DDR2 SDRAM(533/677MHz)
- 選択可能なグラフィックス機能
- NVIDIA GeForce Go 7900/7900GTX(DDR3 256または512MB)
- 選択可能なHDD構成
- 80/100/120GB シリアルATA 5400/7200rpm(120GBは5400rpmのみ)
液晶背面の“XPS”のロゴと側面の排気口、およびパームレスト下にある左右スピーカーに仕込まれたLEDは色を変えることができる |
外見的な特徴としては、液晶パネル背面のXPSロゴ、左右側面の排気口内部、パームレスト下にある左右スピーカーにLEDが仕込まれており、各々発光色と輝度の変更が可能だ。色は16色から選択でき、ソフトウェアから設定できる。またタッチパッド上の“XPS”の文字も光るようになっている(色は赤のみで変更はできない)。
インターフェースとしてUSB2.0×6、IEEE1394×1を搭載。ビデオ出力はDVI、VGA、Sビデオの各端子を実装する。またネットワーク機能は有線LAN(1000BASE-T)とV.92モデムのポートを搭載し、ワイヤレスLANはオプションとなる。OSはWindows XP Home Edition/Professionalのほか、Media Center Edition 2005も選択可能。ただし本体にはテレビチューナーは内蔵せず、外付けオプション(USB接続)となる。光学ドライブは2層記録対応のDVD±RW、もしくはDVD&CD-RWのコンボドライブを選択可能。そのほか英語キーボードも選択できる。
本体サイズは幅394×奥行き287×高さ42.4mm、重量は3.99kg。バッテリーは9セルのものを採用し、連続駆動時間は非公開となっている。価格はベーシック構成(CPUにCore Duo T2400、512MBメモリー、80GB 5400rpm HDD、GeForce Go 7900/256MB搭載)で23万6000円、推奨構成(CPUにCore Duo T2600、1GBメモリー、120GB 5400rpm HDD、GeForce Go 7900GTX/512MB搭載)で30万9000円となる。
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