日本SGI(株)は17日、(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が開発した独自の言語習得モデルに基づく英語学習支援システム“ATR CALL(ATR Computer Assisted Language Learning System)”の販売を開始したと発表した。価格は1サーバーライセンスで160万円から。同社では将来、ASPによるサービスの提供も予定しているという。
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“ATR CALL”は、人間が言語を理解する仕組みに基づき“音声”に重点を置いた学習システム。聞くスキルを向上させることで、英語能力を向上させるのが特徴で、小学校から大学まで一貫して対応できるという。各段階に合わせた基礎コース(子音/母音トレーニング/リズム・アクセントトレーニング/単語/文章)と、オプションコース(より高度なレベルの単語/文章)で構成されている。利用するにはATR CALL用のパソコンサーバーを設置し、インターネットとウェブブラウザーを利用して学習を行なう。1サーバーあたりの同時アクセス数は100名程度。学校などがライセンスを購入した場合、同社が全学生人数分のIDを発行するという。
同社では、大学から小中高などの教育機関を中心に販売し、企業での英語教育向けに販売を拡大するとしている。