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Let'snote LIGHT T4/Let'snote LIGHT W4

Let'snote LIGHT T4/Let'snote LIGHT W4

2005年08月24日 00時00分更新

文● 月刊アスキー編集部

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標準バッテリで12時間駆動するT4
スーパーマルチ搭載でも1.2kg以下のW4

バッテリ
W2のバッテリ(下)は7.4V、7050mAhで、W4(上)は7.4V、7800mAh。どちらも6セルで容量はほぼ同じだが、形はスクエアになった。

 天板は両機種とも、W2と変わらないように見える(色は白っぽくなった)。だが、デザインは微妙に丸みを帯び、両端の面はわずかにねじれている。そして4辺の内部は四角いパイプ状の構造に変更された。手で押しただけでは分からないが、これにより100kgの加圧にも耐えられるという。

光ドライブの電源をスイッチで物理的にOFFにできる 本体左側面
W4では、光ドライブの電源をスイッチで物理的にOFFにできるようになった。左側面は両機種とも完全に共通。ACアダプタ、アナログRGB、PCカードスロットにSDスロットが並ぶ。PCカードスロットは耐久性は増したという。底面側のSDスロットは、でっぱりの大きい通信系のPCカードを利用している際などには、やや抜き差しがしにくい。

 キーボードのキーピッチ/ストロークは19mm/2mmで変更ないが、従来機が比較的クリック感の強い印象だったのに対し、若干やわらかくなっている。クリック音がほとんどしなくなり、打鍵音が小さくなったのはうれしい。だが、気になるのはタッチホイールのボタンだ。従来機は円周の4分の1程度の大きさだったのに対し、T4/W4では8分の1程度と小さくなってしまったのが残念。

天板の変遷
天板はW2(下)に比べてやや丸みを帯び、また4辺の内部が四角いパイプ型になって、より強度を増した。

 なお、新機能の「ECOモード」はちょっと微妙だ。全バッテリ容量の80%までしか充電しない代わりに、バッテリそのものの寿命を約1.5倍に延ばすというアイデアは面白い。だが、せっかくの長時間駆動を活かせないのはもったいない。それでもT4なら9.6時間も駆動するので十分とも言え、一般のユーザーへの恩恵は大きいのかもしれないが。



光ドライブを閉じたところ
光ドライブを閉じたところ
光ドライブを開いたところ
光ドライブを開いたところ
光ドライブはW2(右)ではパームレスト左側に搭載していたが、W4では右側になった。ドライブを開けてもホイールパッドが残るのは便利。だがフタの境界線が、W2ではうまく処理されて見えにくかったのが、W4でははっきり見えるようになってしまったのは残念。

 超低電圧版Pentium M 753-1.2GHzに512MBメモリを標準搭載、40GB HDD、11a/b/g無線LANという基本性能に不満はない。実売価格は3万円ほどW4より安いこともあり、硬派なモバイラーならT4! と言いたいが、光ドライブも捨てがたいし……。当分、選択の迷路からは抜け出せそうにない。

●人間が乗っても大丈夫!
●人間が乗っても大丈夫! 製品発表会では、女性と重りで合計100kgの荷重をLet'snoteにかけるデモも行なった。

●高負荷ベンチでも長時間駆動!

バッテリ駆動時間
バッテリ駆動時間

高負荷状態での、バッテリ駆動時間を測定した(※1)。MPEG-2再生は画面輝度を最高、音量を最小にし、MPEG-2動画を全画面で連続再生。無線LAN接続は同じく輝度最高の状態で、無線LAN経由で常にファイルをコピー。DVD再生はMPEG-2再生と同じ条件でDVDを連続再生。輝度が最大など、JEITAの測定法よりも厳しい条件だが、それでもT4は5時間以上駆動し、W4もDVD1枚を余裕で再生できる。

※1 試作機でのベンチマーク結果

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