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【詳報】アップルコンピュータ、“iTunes Music Store”のサービスを国内で開始──集まったプレス&音楽関係者は推定2000人

2005年08月04日 19時50分更新

文● 編集部 小林久

ジョブズ氏
スティーブ・ジョブズ氏

米アップルコンピュータ(Apple Computer)社は4日、音楽配信サービス“iTune Music Store”(以下iTMS)のサービスを国内でも提供すると発表した(関連記事)。“avex”など、15社のレーベルメーカーと提携し、国内外100万曲の楽曲を用意。1曲あたりの料金は150円または200円となる(うち9割が150円、残りの1割が200円)。

同サービスはアップルコンピュータ(株)のサイトで無償提供されているジュークボックスソフト“iTunes”から利用できる。iTunesにはMacintosh版とWindows版が用意されている。なお、avex以外の14社の内訳に関しては、国内レーベルかどうかも含めて現時点で公表されていない。

国内でのサービス内容は基本的に米国のiTMSと同等で、1曲単位での購入のほかアルバム単位での一括販売、動画やジャケット画像の配信、再生品質を落とさずに視聴できるサービスなども提供する。国内アーチストでは、globe、Def Tech、CRAZY KEN BAND、Chara、LITTLE CREATURES、綾戸智絵の楽曲がラインナップされている。未発表曲を含むB'zの楽曲340曲をまとめた『The Complete B'z 限定版ボックスセット』(1万8800円)を始めとしたオリジナルの楽曲も提供されており、発表会では、ウルフルズが歌うiTMSオリジナルソングも披露された。また、iTMSオリジナルの楽曲には、U2、Jack Johnson、Bjorkなど海外アーティストのものもあるという。



ついに国内でサービスが始まった“iTune Music Store”
ついに国内でサービスが始まった“iTune Music Store”
ジャケット写真
提供が決まった国内アーチストの作品

楽曲の圧縮方式はAACで、1回の購入で最大5台のパソコンへのコピーができる。iPod本体へのコピーやCD-R等の作成に関しては回数無制限で行なえる。決済方法は、請求先の住所が日本国内のクレジットカードか、プリペイドカードの『iTunes Music Card』が選べる。iTunes Music Cardは2500円、5000円、1万円の3種類があり、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ソフマップ、ヤマダ電機、コジマといった量販店、Amazon.co.jp、AppleStoreなどのオンラインショッピングサイトで購入できる。



国内自動車メーカーのカーステレオにもiPodが接続可能に

本日東京・千代田区の“東京国際フォーラム”で行なわれた発表イベントには、報道関係者・音楽関係者が詰め掛けた。公式な数字は公開されていないが、会場のキャパシティーを考えると2000人近い参加人数だったのではないかと予想される。

会場(1) 会場(2)
東京国際フォーラムには、約2000人のプレス/音楽関係者が集まった

壇上に上がった、米アップルのCEOスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏は、Apple Storeのリアル店舗が銀座、大阪、名古屋に続き、今週末に渋谷にもオープンすること、4月にリリースした『Mac OS X v10.4 “Tiger”』が順調なセールスを上げており、6月末までに200万本を出荷したことなどを報告した。また、iPodは6月末の時点で620万台を出荷しており、これは(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントの携帯型ゲーム機『PSP(プレイステーション・ポータブル)』の200万台の約3倍であると誇らしげに語った。

累計出荷台数 米国シェア
iPod出荷台数の推移米国でのシェアは圧倒的
国内シェア 今後購入したいプレーヤー
国内でのシェアいま所有しているプレーヤー(黄色)と今後購入したいプレーヤー(緑)

デジタルオーディオプレーヤー市場におけるiPodのシェアに関してジョブズ氏は「米国ではMP3プレーヤーの市場で74%を占めている。これはフラッシュ型もHDD型も含めたすべてでだ」と述べた。ただし、国内市場におけるiPodのシェアは36%とトップではあるものの、米国の半分程度となっており、まだまだ改善の余地があるとした。ジョブズ氏は、日本のユーザーが使用している携帯型オーディオプレーヤーは現状で66%がMDプレーヤー、53%がCDプレーヤー、31%がテープとなっているが、次に購入する際にMDを買いたいユーザーは7%、CDは30%、テープに至っては1%と非常に低い水準。一方でMP3プレーヤーは74%となっていると説明した。

また、iPodコミュニティーの拡大に関してジョブズ氏は“BMW”“MINI”“smart”“アルファロメオ”の各ブランドに続き、日産自動車(株)、マツダ(株)、ダイハツ工業(株)など国内各社の2006年モデルのカーステレオが、iPod(アイポッド)対応になることで、「100万台の自動車がダイレクトにiPodにつながるだろう」と述べた。

Beckも登場、「体験してフィードバックを」とジョブズ氏

これら現状を振り返ったあと、ジョブズ氏は本題のiTMSの説明に入った。同氏は、これまでiTMSから5億曲がダウンロードされ、1日あたり150ダウンロードが行なわれている点を指摘。米国の音楽配信では82%のシェアを占めていると説明し、「(音楽配信は)世界的な“現象”(フェノメナ)」になっていると述べた。

Beck
会場に登場したBeckは、弾き語りで2曲を歌った

ジョブズ氏はiTMSの国内サービスが「Made for Japan」(日本のために作った)と同時に「Made in Japan」(日本で作った)サービスであると言う。また、ジョブズ氏は「iTuneは、PCでもMacintoshでも使える」とし、「iTunesのことを、Windows上で一番よくできたアプリケーションと呼ぶ人もいる」と述べた。

iTMSの特徴としてジョブズ氏は“Instant Search”(検索のしやすさ)、プレイリストを他のユーザーに公開できる“iMix”、ラジオコンテンツをオフラインで持ち運べる“Podcast”、1万種類が用意されている“Audio Book”などを挙げた。

発表会では、このほか初期のローリング・ストーンズ作品などのカタログを有する“Abkco”レーベルの楽曲を全世界で発表するとともに、ローリング・ストーンズのニューアルバム『A Bigger Bang』の予約販売を行ない、限定ビデオクリップが付属する点が紹介されたほか、有名アーチストのBeckの弾き語りなどが行なわれた。



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