先日、“ショップで売れてるシリーズ”としてキーボードを取り上げたが、今回は、実際にショップ店員が自宅で使っているキーボードについてインタビューしてみた。実施した店舗は、クレバリー2号店、高速電脳、TSUKUMO eX.、ぷらっとホームの4店舗。
まず、秋葉原でもキーボードの品揃えでは有名なクレバリー2号店から。あるスタッフは、同店の売れ筋商品のなかでも常に上位に入るという「RealForce 106」を使用している。独特のキータッチはもとより、そのキー配列が理由という。というのも「奇をてらわないごくごく一般的ともいえるその配列は、ブラインドタッチの際はミス無く入力できる。安いキーボードも色々持ってますが、やはりメインに使うとなるとコレになりますね」という話だ。
東プレ製「RealForce 106」。価格は1万7638円とやや張るが、愛好者が多いことで知られる |
キーボードがズラリと並ぶクレバリー2号店 |
一方、高速電脳の店長は東プレのコンパクトキャパシティブキーボードを使用。価格は1万7000円前後(購入当時)だったとのことだが3本用意している。「壊れたときのために持ってるんですよ。なかなか入手できなかったキーボードだったんで」。また、「個人的には“RealForce”はあまり好きじゃない。でも89はいいと思います」とのこと。「高速電脳はスタッフのいる部屋も狭いのでテンキーがないのがいいですね(笑)」。
「Real Force 89」 |
TSUKUMO eX.のキーボードコーナー担当者は、サンワサプライのコンパクトキーボード「SKB-SL03U」を使用。同店での価格は4178円。「キーボードを選ぶ際に重視するのは、寝転がって片手で操作できること。キーピッチやストロークは気にしませんし、テンキーも必要ないです」とのこと。また、「もともとノートPCユーザーだったのでテンキーがないのが当たり前でした。だからなくても不自由しません。それに、テンキーがないほうがより小さいキーボードを選べますから」という。また、同製品よりさらに小さいキーボード「SKB-SL04U」も所有しているそうだ。
「SKB-SL03U」 | 価格は4178円 |
ぷらっとホームの店長が使っているのは同店オリジナルをうたう「Mini Keyboard3」(PS/2)と富士通の「FKB8744-607」。「Mini Keyboard3」(PS/2)については「使い始めたのは1年半くらい前。トラックポイント付きでコンパクトですし…、当時は持ち運びすることも考えてたんですよ」。「FKB8744-607」は、「安いし普通に打ちやすいですよ。うちにも結構問い合わせがあって入れたんですけど、富士通のキーボードのなかではスタンダードなタイプになるんじゃないでしょうか?」
ぷらっとホーム店長が使っている「Mini Keyboard3」。 |
「FKB8744-607」 | キーボードコーナー |