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【こちら秋葉原一丁目ホームページ】Act.0004「秋葉原クロスフィールド」(後編)

2005年05月01日 18時14分更新

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電車からも見えて駅直結のイベントスペース

――クロスフィールドを作られた中で、イベント的なものをやっていく予定はありますか?

【山本】今まで秋葉原エリアにはコンベンション的な発表する場がなかったので、ダイビルの方に作ります。クローズドなホールですね。シアター形式で500席です。それとは別に、2千平米の常設のオープンなイベントスペースを作ります。常にイベントしているような。2千平米の広さは、丸の内仲通り沿いにある丸ビルの「マルキューブ」が約千平米なので、そこの倍。テニスコートでいうと2面分です。そういわれるとあまり広くないと思われるでしょうが、イベントスペースとしては結構広いのですよ。屋根があって、半分は吹き抜けで、半分は屋根があるけどオープン。電車からも見えて駅からも直結している。そして、民間がやっているので内容も自由です。こういうスペースは都内でもあまりないのですよ。イベントができるのは、この2つです。お話はいろいろありまして、“AKIBAX”のようにテントを張ってやっていたものはビルの周りを使ってやれます。7千平米ありますから。幅12メートルくらいが150メートルの長さで続きます。JR線側には屋外デッキといいまして幅8メートルが150メートルくらいあります。そういう部分も含めてイベントをやっていただくと7千~8千平米になるわけです。いずれにしろ、そういう部分でひとつ核になる部分ができます。秋葉原はランドマークがあるようでなかったというのがありますよね。

――いまは中央通りの歩行者天国が、ある種自由に歩けるスヘースになっていますよね。あれの意味合いが変わってくるというのがあるのではないですか?

【山本】今、歩行者天国って何もやっちゃいけないんです。大道芸も東京都は規制が緩和されましたが、基本的にやってはいけない。椅子、机は良いけれど、そこでモノを売ってはダメ。縄を張ってもダメ。全国一斉のルールで、警察庁が取り締まっています。屋台の1つも出ていて欲しいと思う人も多いと思うのですが。このやり方だと、歩行者天国をやっているからといって人が集まることは少なくなりますね。車が来なくて便利だねぇと感じる程度でしょう。利権問題とか出てくるので調整が難しいでしょうけれど、考えないとダメではないでしょうか?そこで、建物の中の2千平米の部分はわれわれだけでもやれますが、7~8千平米の大きなイベントは、電気街と一緒にやるようにと考えています。やはり街を上げてのイベントでないと面白くないでしょう。大きなモチベーションがないとできないようなものは年に1回とか2回とか。例えば、秋葉原電気祭りとかを、効果的にタイアップしてやってみるとかです。

――国際フォーラムのような規模のイベントができるわけではないですね。

【山本】国際フォーラムは専門館です。こちらは秋葉原に来たついでに、フラッと寄ってもらうような。有明ビックサイトの場合は、行ったら最後半日つぶれてしまいますよね。気合を入れて、手帳に大きく「有明」と書き込むようなレベルです。ここですと、帰りにフラリと寄れる。乗り換えの合間に20分だけ寄ってみようというような感じで来れる。ここならではのものがあるだろうと考えています。



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