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【2005年年頭挨拶ニュースリリース】アジレント・テクノロジー(株)代表取締役社長 成松洋氏

2005年01月05日 21時37分更新

文● 編集部

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(2005年従業員向け年頭訓示要約)

一人一人が率先して発揮する柔軟な力の総合が、会社全体の非常に大きな力に

皆さん、あけましておめでとうございます。

2004年は、オリンピックでの日本選手の活躍、イチロー選手や松井選手の活躍などの喜ばしいニュースも多かった反面、イラクの状況の泥沼化、異常気象、新潟やアジアの地震など、大変なことも多い年でした。世界経済の面では、前半はデジタル家電、携帯電話、自動車産業などの好材料がありましたが、後半はその一服感とガソリンの値上がりなどの影響もあり、少し警戒ムードがでてきました。

景気の上昇局面には必ず何らかの警戒感と調整局面が付随しますので、昨年後半以来の停滞感も予想の範囲だと思っています。極端に楽観視してはなりませんが、逆に過度に悲観的になることが全体を冷えさせる要因になってしまいます。経営側としては、強みを伸ばすための必要な投資を続けることが肝心で、それが業界全体に好影響を与えます。アジレントも新製品開発や人的教育そして品質向上に、かなりの資源を投資します。

2005年はアジレントにとっては、引き続き、「お客様が競争力を強化されるためのお手伝いをする」ビジネスチャンスが続きます。デジタル家電や情報機器の開発製造に関しては、市場の成熟が進むにつれ、新製品開発や製造サイクルの効率化や短縮化が必要になってきます。すると我々の提供する計測機器とその応用ノウハウが詰まったソリューションはますます市場で求められるようになります。お客様の期待に基づくニーズをいち早く捕らえ、それに応えるソリューションを、関係者を巻き込んで少しでも早く提供することが肝要です。この絶好の機会を前向きに捕らえて、皆さん全員がアカウンタビリティを存分に発揮していただければ、お客様とのパートナーシップはますます強固なものになり、競合に打ち勝つことができます。

一人一人が、直接に責任をもっている範囲を超えて周りに良い影響を与えることができる範囲は、皆さんが思っているよりもずっと広いのです。自分の力を過小評価することなく、ビジネスを背負っているのだという気概を持って業務にあたっていただければ、アジレントとしての総合力は無限のものになるのです。

2005年は酉年です。一人一人が率先して発揮する柔軟な力の総合が、会社全体の力を非常に大きなものにするのだという意味で、皆さんが「鶏口となるも牛後となるなかれ」を実践してくださることを大いに期待しています。

(用字用語は原文のまま)

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