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【最新パーツ性能チェック(Vol.28)】いよいよFSB1GHzオーバーへ!DDR2がフルに生きるPentium 4 Extreme Edition-3.46GHzの性能は?

2004年11月04日 19時54分更新

文● アスキープラス編集部 野口岳郎

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DDR2が陽の目を見るのはいつか?

 初代Pentium 4 EEは、メインストリームの最上位Pentium 4に3次キャッシュがプラスされた=何をしてもPentium 4より高速なプロセッサだったが、現行のPentium 4 EE-3.4GHz、および今回の3.46GHzは、コアとクロックの関係で必ずしもすべてに最速ではなくなっている。これは、プレミア価格のエクストリームエディションにとっては危機的な状況だが、3.46GHzは、こと3Dゲームについて言えばFSB 1066の効果で非常に優秀な成績を収めており、ヘビーゲーマー向けには確かに「エクストリーム」なCPUたり得ているといえる。残る課題は、Athlon 64プラットフォームとの性能差だ。PCI ExpressのAthlon 64用チップセットが“K8T890”、“NForce4”と発表が相次いでいる。入手でき次第、この点についてもレポートしたい。

 なお、今回“i925XE”がFSB 1066MHzをサポートしたことで、次はPentium 4 EEではない、普通のPentium 4がいつFSB 1066MHz化を達成するかが注目されるが、現状、入手可能なあらゆる情報が、2005年末までメインストリームのPentium4のFSBは800MHzのままという点で一致している。Pentium 4 EEというシリーズを今後も明確なメリットとともに維持し続けるというIntelの強い意志の現われということなのかもしれないが、DDR2-533MHzの価格も下がってきたおり、個人的にはDDR2の性能をフルに生かせるFSB 1066MHz化に、ぜひスケジュール前倒しで取り組んでほしいものだ。

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