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エプソン、写真プリント機能を充実させた複合機新シリーズ“オールフォト・カラリオ”ほか、デジタルイメージング製品13機種を発表

2004年09月28日 23時36分更新

文● 編集部 内田泰仁

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『GT-X800』『GT-F600』

フラットベッドスキャナー“カラリオ・スキャナ”シリーズは、いずれも光学解像度4800dpiとなっているが、センサー部は、スタンダードモデルの『GT-F600』が“α-Hyper CCD”なのに対し、上位モデルの『GT-X800』では従来のセンサーのRGB分光特性を改良した新モデル“α-Hyper CCD II”を採用している。いずれもフィルムスキャンに標準で対応し、『GT-X800』では35mmストリップフィルム24コマ(6コマ×4列)またはマウント8コマ/ブローニーフィルム3枚(各最大6×12cm判)/4×5インチ判2枚/大判8×10フィルム1枚、『GT-F600』は35mmストリップフィルム12コマ(6コマ×2列)またはマウント4コマ/ブローニーフィルム1枚(最大6×12cm判)のスキャンが可能。

共通の補正機能としては、フィルム表面に付着したほこりなどをソフトウェア処理によりスキャニング時に高速除去する“ホコリ除去機能”、高解像度スキャンや高感度フィルムに見られる粒状/ざらつきを低減する“粒状低減機能”、“オールフォト・カラリオ”シリーズにも搭載されている“退色復元機能”を備える。さらに『GT-X800』では、フィルムや紙焼きのゴミや傷、折れ目などを自動検出して、周囲のデータから自動補正を行なう“Digital ICE”も搭載する。

インターフェースは、『GT-X800』がIEEE 1394およびUSB 2.0、『GT-F600』がUSB 2.0。本体サイズ/重量は、『GT-X800』が幅304×奥行き476×高さ134mm/約6.7kg、『GT-F600』は幅276×奥行き458×高さ117mm/約3.9kg。原稿サイズはいずれもA4およびUSレターサイズ。

なお、両機の予想価格は『GT-X800』が4万円台半ば、『GT-F600』が2万円台後半となっているが、同社によると、さらに低価格なスキャナーは複合機へと統合されていく傾向にあると予測しているという。

『L-500V』

デジタルカメラ“Photo Fine Digital”『L-500V』は、2.5インチ/512×384ドット表示の同社製低温ポリシリコンTFT液晶パネルを採用したディスプレー“Photo Fine”をモニター用に装備するのが最大の特徴。高精細/高画質な液晶ディスプレーを搭載することにより、これまでパソコンのディスプレーやテレビなどで鑑賞していた撮影画像を、撮影したその場でかつ高いクオリティーで鑑賞することが可能となり、“撮った写真をその場で大勢で見て楽しむ”という新たな付加価値を追加したとしている。

搭載CCDは1/2.5インチ有効500万画素、レンズは6群7枚の光学3倍ズームレンズ。焦点距離は5.6mm~16.8mm(35mmフィルム換算で34mm~102mm相当)、F値は2.8(ワイド端)から4.9(テレ端)。記録メディアはSDメモリーカードで、記録サイズは、静止画が最大2560×1920ドット、動画が640×480ドット(Motion JPEG圧縮、毎秒30フレーム、音声付き。メディア容量いっぱいまで連続撮影可能)。また、連写撮影機能を持ち、高速タイプのSDメモリーカードを使用すれば、カード容量いっぱいまで毎秒3枚の連続撮影が可能。

撮影機能としては、“風景”“ポートレート”“夜景風景”“夜景ポートレート”の4モードを備える“シーンモード”、最短5cmまでのマクロ撮影が可能な“マクロモード”を備え、“USB DIRECT-PRINT”規格によるダイレクトプリントに対応する。

本体サイズは幅92×奥行き63×高さ32mm、重量は165g(メモリーカード、バッテリー含まず)。電源は専用リチウムイオンバッテリー(CIPA測定法による撮影枚数は約200枚)またはオプションの専用ACアダプター。インターフェースはUSB 2.0で、マスストレージクラス対応。

『P-2000』

“Photo Fine Player”『P-2000』は、3.8インチ液晶ディスプレーと40GBのHDDを搭載したマルチメディアストレージビューアー。同社製低温ポリシリコンTFT液晶パネルを採用したディスプレー“Photo Fine”で、表示解像度/色数は640×480ドット/26万色。また、デジタルカメラで撮影したJPEGやRAWデータの画像に加えて、MPEG-4やMotion JPEGによる動画、MP3/AAC形式の音声の再生に対応。同社は、高精細/高解像度のモニターディスプレーの搭載と動画/音声再生のサポートにより、主に撮影データの保存とプレビューに用いられていた従来のストレージビューワーを、“鑑賞するためのポータブル映像プラットフォーム”として進化させた製品だとしている。

インターフェースは、CFカードスロット(TypeII)×1、SDメモリーカードスロット×1、USB 2.0ポート×1(マスストレージクラス、ダイレクトプリント(USB DIRECT-PRINT準拠)対応)、ビデオ出力×1、ヘッドフォン出力×1。本体サイズは幅147×奥行き31.4×高さ84mm、重量は約415g(メモリーカード、電池含まず)。電源は専用ACアダプターまたは専用リチウムイオンバッテリー。

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