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秋葉原から“i915/925”マザーボードが消えた!

2004年06月26日 22時11分更新

文● 増田

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販売中止 空きスペース
該当する全てのマザーが販売中止にショップによっては、マザーボード売り場にポッカリと悲しい空きスペースが…

 昨日夕方に情報が流れるや否や、秋葉原のパーツショップを大混乱に陥れた“i915/925”チップセットの不具合問題。一部マザーボードメーカーから「Intelの新サウスブリッジ“ICH6/R”の一部ロットに不具合がある」という発表があったというものだが、一夜明けた本日、各ショップの店頭からは“ICH6/R”を搭載したLGA775対応マザーボード全ての製品が、姿を消している。



ポップ 突然の販売停止
T-ZONE.PC DIY SHOPで掲載されていたお知らせのポップ突然の販売停止に、各ショップとも遅くまで対応に追われた様子
店頭 すかすかに
空いてしまったスペースには急遽、Socket 478対応製品を陳列しカバーカバーしきれないショップも…

 「昨日の夜は、大変でした…」。秋葉原の各ショップの店員が口を揃えて言う。各メーカーや代理店から販売中止の情報が入ったのは、どこのショップもおおむね19時過ぎ。すでに閉店となりつつある時間になっても続々と入ってくる情報に、現場では大混乱になったという。ある大手パーツショップでは「昨日の段階では、GigabyteとASUSTeKからしか販売中止の要請はなかったのですが、本日開店してから撤去するわけにもいかず、昨日のうちにすべて引っ込めました」など、遅くまで対応に追われた様子。先週末デビューしたばかりのLGA775対応マザーボードは、どこのショップでも店頭の一番目立つスペースに大きく場所をとり陳列する例が多かったために、空いてしまったスペースを埋めるのにも苦労したようだ。さらに「いったい仕入れたばかりのDDR2メモリや、PCI Express×16対応のビデオカードはどうすればいいんだ…」と頭を抱えるショップも多数みられた。
 一方のユーザー側はというと、意外に落ち着いた様子。「購入したお客様数人からお電話を頂きましたが、みなさん具体的な不具合も発生しておらず、いたって冷静でした」との声が大半だ。



Intelの公式発表 返金対応
正確な原因は、週明け28日にも行われるとされるIntelの公式発表を待たなければならないショップによってはすでに返金対応を開始しているところも

 “ICH6/R”の具体的な不具合に関する情報はほとんどなく、こればかりは週明け28日にも行われるとされるIntelの公式発表を待たなければならない。また、すでに購入したユーザーへのサポート状況や不具合解消版の製品の発売についても、来週には各メーカーからなんらかの発表があると思われる。該当するユーザー、または購入を考えているユーザーは、それらの情報に気を付けておきたいところだ。



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