このページの本文へ

CD革命/Virtual Pro Ver.8

CD革命/Virtual Pro Ver.8

2004年06月21日 00時00分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・田代 靖裕

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

CD革命/Virtual Pro Ver.8

アーク情報システム

1万4490円(パッケージ版)/7245円

『GOOD』
  • Alpha ROMでプロテクトされたCDも仮想化できる。
  • また、CDDBに対応したので、仮想ドライブ上でもアルバム名が扱える。
『BAD』
  • 前のバージョンからだが、isoやimgなどのディスクイメージをマウントできるものの、作成できる形式が独自の「fcd」に限定される。
CD革命/Virtual Pro Ver.8
●【仮想ドライブは~Zまでの範囲で増やせる】 仮想ドライブは、HDDや本物のCD/DVDドライブ、ネットワークドライブに割り当てているぶんを除いた、Cドライブ~Zドライブの範囲で割り当てできる。20のドライブにそれぞれ別のイメージをマウントして利用することも可能だ。

 CD/DVDドライブがないノートPCなどで、CD/DVDの使用を可能にする仮想ドライブソフト「CD革命/Virtual Pro Ver.8」が発売された。仮想ドライブとは、CD/DVDをひとつのファイルに丸ごと格納し、本物のドライブのように、PC上で入れ替えて使うソフトのことだ。

 CD革命/Virtual Pro Ver.8の基本機能は、前バージョンまでとほぼ同じだ。仮想CD/DVDの構築(fcd形式)、オリジナルの仮想CD/DVDの作成、仮想ドライブによるディスクのマウント、そしてCD/DVDへの書き戻しができる。普通のCDライティングソフトで作成したイメージ(isoやimg形式)のマウントや、fcd形式へのコンバートも可能だ。

オリジナルのCDが簡単に作れる
●【オリジナルのCDが簡単に作れる】 CD革命/Virtual Pro版にはライティングエンジンが付いており、仮想化したCD/DVDを書き戻す機能もある。CD革命/Virtual上でオリジナルの仮想CDを作成すれば、普通のライティングソフトと同じようにCDを作成できる。

 最新版の長所は、プロテクトCDへの対応強化だ。最近は違法コピーを防ぐため、プロテクトをかけた市販CD/DVDが増えている。販売元にすれば当然の対応だが、ユーザーにとっては、破損などの事態を考えると好ましくない。Ver.8では、最強クラスのプロテクトといわれる「Alpha ROM」のほか、TAGES、SecuROMなどのプロテクトに対応した(ただし、仮想化のみ)。CCCD楽曲CDの場合は、RAWモードで仮想CDを構築すれば、最初のトラック(ファイル)と、それ以降のトラック(楽曲)がどちらも見える状態で利用できる。



●【各種プロテクトに対応した仮想化オプション】 Alpha ROMは、データのアドレス割り振りを重複させることで、正常な読み込みを妨げるプロテクトだ。CD革命/Virtualでは、逆から読み込みし直す(アドレスの再割り当てを行う)ことで、Alpha ROMの仮想化を可能にした。ただし、仮想化に使うドライブが対応していることが条件になるうえ、CD-Rに書き戻すことはできない。

 また、細かい点だが、CDDBにも対応した。仮想化した楽曲CDをアルバム名/曲名で表示できるので、再生もオリジナルの仮想CD作成のときにもわかりやすい。

 なお、仮想化の対応ドライブリストやアップデータを入手するには、必ずユーザー登録が必要になる。

CD革命/Virtual Pro Ver.8の主なスペック
製品名 CD革命/Virtual Pro Ver.8
対応OS Windows Me/2000/XP
メモリ 64MB以上
HDD 30MB以上(ただし、仮想化したCD-ROMを収納するHDD容量が別途必要)
必要ソフト Windows Media Player 9以上

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン