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アイコム、VLAN機能搭載の無線LAN対応ブロードバンドルーター『AP-5100A』と無線LANアクセスポイント『AP-50』を発表

2004年05月19日 19時50分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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アイコム(株)は19日、無線LAN対応ネットワーク機器の新製品として、VLAN(仮想LAN)機能搭載でIEEE 802.11a/b/g対応(同時通信可能)のブロードバンドルーター『AP-5100A』と、IEEE 802.11a/b/d対応(切り替え使用)の無線LANアクセスポイント『AP-50』を6月1日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格はそれぞれ12万8000円、6万8000円前後。

『AP-5100A』
VLAN機能搭載でIEEE 802.11a/b/g対応(同時通信可能)のブロードバンドルーター『AP-5100A』

AP-5100Aは、米Atheros Communications社の無線LANチップセットを採用し、同社独自の高速伝送技術“Super A/G”機能に対応する無線LAN機能と、所属するネットワークごとに異なる“VLAN ID”(1~4094番)を設定し、最大17の仮想LANを構築できるVLAN機能を搭載するブロードバンドルーター。IEEE 802.3af準拠のPoE(Power over Ethernet)機能を備え、PoE対応ハブなどに接続してEthernetケーブル経由で電源の供給が可能。セキュリティー機能として、128bitのOCB AESと64/128/152bitのWEPによるパケット暗号化、IEEE 802.1x/EAPのユーザー認証機能を搭載。今後はWPA-PSK(暗号化方式は各128bitのAES/TKIP)にも対応予定。有線/無線LANの実効スループットは非公表。

有線LANのWAN側ポートは10/100BASE-TX×1を搭載。セキュリティー機能としてIPアドレスや特定のポートへのアクセスを制御する“IPフィルタリング”、不特定ユーザーからのpingに応答しない“ステルス機能”などを備える。ルーター機能は2003年7月に発表した『AP-5100』と同等で、“NAT/IPマスカレード”機能や“DHCPサーバ”機能などを搭載する。

ネットワーク設定はEthernetかシリアル端子(専用ケーブルが必要)でパソコンと接続し、ウェブブラウザーもしくはtelnet接続で実行する。ACアダプターが付属し、消費電流は1.2A(最大)。本体サイズと重量は、幅230×奥行き167×高さ38mm/約780g。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。

『AP-50』
IEEE 802.11a/b/d対応(切り替え使用)の無線LANアクセスポイント『AP-50』

AP-50は、同じくAtheros Communicationsの無線LANチップセットを採用し、高速伝送技術“Super A/G”機能に対応する無線LANアクセスポイント。なお、Super A/G機能を利用して高速伝送するには、通信相手にもSuper A/G機能が必要となる。セキュリティー機能として、128bitのOCB AESと64/128/152bitのWEPによるパケット暗号化、IEEE 802.1x/EAPのユーザー認証機能を搭載。今後はWPA-PSK(暗号化方式は各128bitのAES/TKIP)にも対応予定。

電源は付属のACアダプターで供給し、消費電流は1.0A(最大)。本体サイズと重量は、幅120×奥行き103×高さ29mm/約280g。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。

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