3製品とも、サウスブリッジには最新の“HanceRapids”を採用している |
SupermicroからPentium 4に対応したマザーボードが3製品登場している。どの製品も、South Bridgeには最新の“HanceRapids”を採用しているほか、基本的な基板デザインも同一だが、それぞれ特徴のある作りとなっている。3製品の違いをおおまかに説明すると、チップセットに“E7210”を採用する「P4SCT+」、“i875P”を採用する「P4SCT」、その「P4SCT」の上位モデルとなる「P4SCT+II」となる。
“E7210”搭載の「P4SCT+」 | 基板は「P4SCT」や「P4SCT+II」と同じようで、AGPスロットの空きパターンが確認できる |
まずはじめに紹介するのが“E7210”搭載の「P4SCT+」。拡張スロットはPCI-X×3、PCI×2、DDR DIMM×4という構成で、AGPスロットは空きパターンとなっており装備はされていない。オンボードインターフェイスはCSAと“i82541”によるデュアルギガビットイーサネットとなるほか、“RAGE XL”によるVGA機能、さらに“HanceRapids”とMarvell製チップ合わせて6ポートのSerial ATA RAID(RAID 0、1)を搭載している。なお、ファナティック東京店では4万2000円で販売していたが、現在は品切れ中となっている。
次に“i875P”を搭載する「P4SCT」と「P4SCT+II」の2製品だが、両者の違いはMarvell製Serial ATA RAIDコントローラの有無となり、その他の仕様は共通となる。もっともこの2製品で注目したい点は、Pentium 4マザーボードとしては初めてPCI-XスロットとAGPスロットを両方装備するところだろう。拡張スロットの構成は、AGP Pro×1、PCI-X×3、PCI×2、DDR DIMM×4というもので、オンボードインターフェイスはCSA接続によるギガビットイーサネット、“HanceRapids”による2ポートのSerial ATA RAID(「P4SCT+II」はさらに4ポートのMarvell製Serial ATA RAIDが追加)、“RAGE XL”によるVGA機能となっている。
価格は「P4SCT」がぷらっとホームで3万500円、ファナティック東京店とUSER'S SIDE本店で3万1800円となっているが後者の2店舗はすでに完売となっている。また「P4SCT+II」はぷらっとホームで3万9800円、USER'S SIDE本店で4万800円となる。
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