録音/転送には『SonicStage 1.5』を使用
続いて録音/転送作業だが、本体は前にも述べたがATRAC3とATRAC3plusにしか対応しておらず、付属の音楽再生/録音プレーヤー『SonicStage 1.5』で変換/録音しなければならない。録音/転送はメイン画面にある“録音ナビ”ボタンを押すことで行ない、CDからパソコンに一度取り込んでから本体に転送する方法と、CDから直接本体に変換/転送する(パソコン本体にも保存される)2通りの方法がある。
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SonicStage 1.5の“録音ナビ”ボタンを押すと選択できるデバイスがあらかじめ表示される |
初めに録音元と録音先のデバイスを選択する。たとえばCDとポータブルオーディオなどと選択、続いて転送する曲を選択(CD丸ごとや、お気に入りの曲を一つのフォルダに、まとめておく“お気に入り”などから選択可能)し、録音開始ボタンをクリックする。変換はCDからHDDや、HDDからメモリースティック圧縮率にもよるが74分のCDはビットレート48kbpsの“ATRAC3plus”で約5分ぐらいで終了する。はっきり言ってMDのLP4より全然速い。曲の録音可能時間は48kbpsのATRAC3plusで約23時間20分、132kbpsのATRAC3で約8時間32分。なお、電池持続時間はATRAC3plusで約28時間、ATRAC3で約33時間連続再生可能である。
専用ケースの裏技とは!?
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購入時に選択できる専用ケース |
購入時に一緒に買った専用ケースは全体に黒のナイロン生地を使い、本体をくるむように装着できる。液晶にあたる部分は透明になっておりケース装着時でも液晶が見えるように設計されている。かばんなどに取り付けられるグレーの“ベルクロのバンド”が付属している。筆者はいつもかばんに付けて移動しているためこれが結構役に立つ。また、ネックストラップにつけて首から掛けてぶら下げたり、Columbia製の“キーホルダー”につけて腰にぶらさげるたりでき、使い勝手は良好だ。さらにでヘッドフォンのコードをケースに巻き付けておくこと(裏技?)ができ、コンパクトに持ち歩く事ができる。
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筆者はいつも通勤用のリュック(NIKE EPIC 1)のショルダーに本体を付けて持ち歩いている | | かばんには専用ケースに付属の“ベルクロのバンド”で装着できる |
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キーフォルダーは専用ケースに付けてベルト通しにぶら下げて持ち歩く時に便利。ヘッドフォンのコードはケースに巻き付けて保管できる。これが以外と便利 |
あえてケースの不満を言うと、本体側面のメニューボタンとサウンドの調節を行う“サウンドボタン”が押せなくなってしまうところ。サウンドボタンはそれほど使わないので、隠れていてもいいが、メニューボタンは“リピート”など頻繁に使うのでその辺もう少し考えて作って欲しかった。不満を言ったので“気に入っているところ”も言っておくと、転送中に充電ができること、本体に時計機能が付いていること、本体を“USBストレージ”として使用できること、あと黒光りするチタンのブラックボディーかな。
なお、内蔵メモリーが256MBでクレードルに録音機能のついた『NW-MS77DR』が2月10日発表されたので、512MBもいらなく、パソコンを持っていない人(持っていない人はこの記事を読まないか・・・)はこちらがおすすめだ。
お詫びと訂正:本文中におきまして誤りがございました。
“MW-MS90D”は“NW-MS90D”、“MW-MS77DR”は“NW-MS70D”、“MW-MS77DR”は“NW-MS77DR”の間違いでした。また、“専用ケース”とColumbia製の“キーホルダー”は購入特典ではなく、購入時のオプションでした。ここにお詫びし訂正いたします。