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micro CATCH TV

micro CATCH TV

2004年02月07日 09時00分更新

文● 沢渡 円

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micro CATCH TV

ノバック

1万5000円前後(実売価格)

下部のUSBコネクタ
USBケーブルで接続することも可能だが、写真下部のコネクタをつければ、直接PCに本体を接続できる。

 TVチューナやビデオ入力からの映像をキャプってPC上で見る、という楽しみ方はごく一般的になってきた。ただ、この手のキャプチャ機器はデスクトップPC用のPCIタイプがほとんどで、USBタイプの製品があっても、ACアダプタが必要であったりと、ノートPCとともに気軽に持ち運んで使う、というわけにはいかなかった。

ユニット上部の各種AVコネクタ
ユニット上部にS-VIDEO、アンテナ、音声入出力の各端子がある。普通にTVを見るときもこの音声出力と、PCの音声入力を接続しないといけない。

 しかし、ノバックから登場した「micro CATCH TV」は、そんなTVキャプチャ製品の常識を大きく覆す製品だ。バスパワーで動作し、しかもタバコ箱より小さいサイズでありながら、USB 2.0に対応し、最大720×480ドットでのキャプチャも可能なのだ。ただ、一般的なUSBキャプチャユニットと異なり、機器内でMPEG2に変換するタイプではなく、DirectShow経由でソフトウェアによって、MPEG-2やほかのコーデックにエンコードしている。そのため、USB経由でPCに転送されるデータ量は非常に多い、つまりCPUの負荷率はかなり大きくなる(Pentium 4-2.53MHz搭載のデスクトップPCでも約40%前後)。また、画質面でもそこそこというレベルにとどまっている。

TV録画/視聴ソフト「honestech TVR」
付属のMPEG-2対応TV録画/視聴ソフトは「honestech TVR」。動作が軽いので、CPU負荷率の大きなUSBキャプチャでも不便を感じない。

 とはいえ、アンテナ線とノートPCさえあれば、電源の心配をせずに、どこでもTVを視聴&録画できるという利点はとにかく大きい。どんな出先でもTVから離れることができない、TV大好き人間にお勧めだ。

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