インテル(株)は22日、インテル キャピタル ジャパンが日本通信(株)に出資したと発表した。これは、日本通信のモバイル向け通信サービスを通じて、“インテル Centrino モバイル・テクノロジ”を搭載したノートパソコンのユーザーに無線アクセス環境を提供するのが目的。なお、投資の財務上の詳細は非公表となっている。
今回の投資の対象となった日本通信は、無線LANスポットのアクセスと128kbpsのPHSデータ通信を統合したワイヤレスデータ通信サービス“bモバイル”を提供している企業。インテルは、日本通信と協力して、インテル Centrinoモバイル・テクノロジ搭載ノートパソコンと企業/家庭向けのワイヤレスデータ通信の普及を図るとしており、日本のパソコンメーカーに対して、インテル Centrinoモバイル・テクノロジを搭載したノートパソコンに“bモバイル”サービスの同梱やプレインストールを推奨することでも日本通信と合意したという。
ちなみに、“インテル キャピタル”は、インテル社の戦略的投資プログラム。インテルにとって戦略上重要なインターネットのインフラストラクチャー・コンテンツ・サービスなどの企業を対象に、資本参加または買収を行なう。