エルピーダメモリ(株)は4日、533Mbps(PC2-4300)に対応した容量が2GBのDDR2レジスタードDIMMのサンプル出荷を開始したと発表した。年末に量産対応品の出荷を開始し、2004年第2四半期に本格的に市場に投入するとしている。
2GBのDDR2レジスタードDIMM |
サンプル出荷を開始したDDR2レジスタードDIMMは、容量が512MbitのDDR2 SDRAM(FBGAパッケージ)を独自技術で2層に積層し、1枚のJEDEC準拠の240ピンDIMMに36個搭載したもの。0.11μmプロセスで製造するため、667Mbps動作にも対応可能なのが特徴。次世代DDR2アーキテクチャーを採用しており、データ転送レートは毎秒4.3GB、デュアルチャネル構成では毎秒8.6GBとなる。動作電圧は1.8Vで、DDR1に比べて消費電力は約50%に低減されているという。同社ではサーバー向けに出荷する。