日本電気(株)とNECパーソナルプロダクツ(株)は22日、個人の使用済みパソコンの買い取りサービスを同日付けで開始すると発表した。併せて、買い取った使用済みパソコンを再生した“NEC Refreshed PC(NECリフレッシュPC)”を販売すると発表した。買い取りの対象となるのはNEC製のパソコンで、パソコンの新規購入を前提としない個人ユーザー向けの買い取りサービスをメーカーが行なうのは業界初という。
“VALUERefreshedPC” | “LaVieRefreshedPC” |
買い取りの対象となる製品は、NECが2001年1月以降に発表したもので、NECパーソナル商品総合情報サイト“121ware.com”の“サポート”コーナーで受け付ける。買い取ったパソコンは、NECカスタムサポート(株)がHDDのデータの消去や外観のクリーニング、OSの再インストール、動作確認の作業を行なったうえで、6ヵ月のメーカー保証を付けて店頭販売する。販売する製品には、“NEC Refreshed PC”専用シールが貼付される。製品には販売時のOSや使用許諾済みソフトをインストールする(インストールソフトをバックアップメディアとしてCD-Rで同梱)ほか、取り扱いに関する電子マニュアル(PDF形式)をHDDに搭載する。Office XPを搭載したモデルも販売するという。
買い取りの手順は、“サポート”コーナーで対象となる製品の買い取り概算価格を確認し、引き取り希望日時を申し込む。ユーザーが指定した日時に、NECの指定業者が対象製品を梱包して引き取り(1台あたり1400円の輸送費はユーザー負担)、その後、買い取りの査定結果を“本人限定受取郵便”で通知、ユーザーが同意した場合には、ユーザー名義の各金融機関口座に買い取り代金を振り込むという。
販売は、NECパーソナルプロダクツが行ない、買い取り状況によっては、中古パソコンを取り扱っている店頭系販売店でも販売する予定。