「EZ-Buddie(EZ-S42)」 |
ECSからSocket478対応のベアボーンPC「EZ-Buddie(EZ-S42)」が登場した。特徴はなんといっても、フロントパネルにCPUクロック調整ダイヤルを装備しているところ。このダイヤルを回すことで、CPUのFSB設定クロックを上げたり下げたり調節可能となっているのだ。
CPUのFSB設定クロックを上げたり下げたりと調節できるダイヤル | ダイヤルを時計回りにまわすとバーが増えていく |
ダイヤルは表示バーが1本増えるごとに約3%づつFSBクロックが上がる仕組みのようだ。点灯するバーの数は最大で10本(18%)まで表示可能だが、それ以上にも上げることはできるようだ。ただし、オーバークロックはもちろん自己責任なので注意してほしい。なおECSによると「あまりクロック上げすぎると強制的に再起動されるか、システムがハングアップする」ということ。
なお「EZ-Watcher」と呼ばれる情報表示窓には、メモリやマザーボード、ドライブ類などの異常を表示してくれるという機能もある。
フロントには6 in 1タイプのカードリーダライタも装備 | 電源には大きめのACアダプタを使用する | |
「組み立てビデオ」が付属 | CPUクーラーも付属 |
ユニークな機能を搭載するEZ-Buddieだが、作りもなかなかしっかりした印象だ。サイズ275(H)×165(W)×300(D)mmの本体は、側面がアルミ製。フロントには6 in 1タイプのカードリーダライタも装備している。搭載するマザーボードが採用するチップセットは、“SiS651+SiS962”。オンボードインターフェイスにはチップセット内蔵のVGA機能のほか、IEEE1394やサウンド、10/100Baseイーサネットを装備している。拡張スロットはAGP、PCIが各1のほか、PC2700(DDR333)に対応したDIMMが2本という構成だ。光学ドライブは、通常の5インチサイズのものが使用可能で、HDDは3.5インチサイズのものが1基搭載できる。内部には排気用の80mm角ファンを1つ装備しているほか、電源には大きめのACアダプタを使用する。なお製品には、ビデオテープに収められた「組み立てビデオ」が付属している。価格はスーパーコムで2万9800円、OVERTOPとコムサテライト3号店で3万800円。
【関連記事】