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PDFエキスポートをサポートした『OpenOffice 1.1 Beta2』登場

2003年05月31日 23時52分更新

文● 編集部

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OpenOffice.orgは、『OpenOffice.org 1.1 Beta2』をリリースした。

OpenOffice.orgの起動スプラッシュイメージ
『OpenOffice.org 1.1 Beta2』の起動スプラッシュイメージ。下のほうに起動状況を表示するプログレスバーが追加されている

『OpenOffice.org 1.1 Beta2』は、現在米Sun Microsystemsが公開している『StarOffice/StarSuite 6.1 Beta』のもととなっているオープンソースのオフィススィート。作成したドキュメントをPDFへエキスポート可能になったほか、、プレゼンテーションツール『OpenOffice.org Impress』やドローツール『OpenOffice.org Draw』では、PDFにFlashへのエキスポートが可能になっている。

OpenOffice.org Writer OpenOffice.org Calc
OpenOffice.org WriterOpenOffice.org Calc
OpenOffice.org Impress OpenOffice.org Draw
OpenOffice.org ImpressOpenOffice.org Draw
OpenOffice.org WriterでPDFを作成してみた
OpenOffice.org WriterでPDFを作成してみた

そのほか、日本語の禁則処理にも対応している。

禁則処理を試してみた
日本語の禁則処理を試してみた。上が『OpenOffice.org 1.1 Beta2』、下が『OpenOffice.org 1.0.3』。行末の句点やとじかっこもきちんと処理されている

現在正式に公開されているのは英語版のみで、Windows、Linux、Solaris用のバイナリが用意されている。Linux版バイナリのファイルサイズは約72MB。なお、開発者向けには“OpenOffice.org 独自ビルドプロジェクト”が日本語のビルドも用意しているようだ。

『OpenOffice.org 1.1』の正式リリースは8月8日が予定されており、日本語版のリリースはOpenOffice.org日本ユーザー会を中心に日本語版ビルドの作成と品質テストを行なうため、1~2カ月程度遅れてのリリースとなるようだ。OpenOffice.org日本ユーザー会では、日本語ビルドおよび品質テストへの協力者を募集しており、英語版リリースから日本語版リリースまでの期間を短縮したいとしている。

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