米インテル社は現地時間の21日、Hyper-Threading TechnologyおよびFSB 800MHzに対応したPentium 4-2.80CGHz/2.60CGHz/2.40CGHzと、新チップセット“i865”を発表した。今回発表されたFSB 800版のCPUは、4月15日に発表された3.0GHzの下位バージョン。従来のFSB 533MHz版と区別するため“C”が付けられいる。1000個ロット時の単価は、2.80GHzが278ドル 2.60GHzが218ドル、2.40GHzは178ドル。これらの新CPUはすでに市場でも販売されており、実売価格はこちらの記事を参照していただきたい。
“i865PE”ブロックダイアグラム |
“i865G”ブロックダイアグラム |
“i865P”ブロックダイアグラム |
また、新チップセット“i865”は“Springdale”の開発コードネームが付けられていたもので、“i865PE”“i865G”“i865P”の3種類のラインナップが発表された。“i865PE”“i865G”はHyper-Threading TechnologyおよびFSB 800MHzに対応し、AGP 8x、USB 2.0、SerialATA、デュアルチャネルのPC3200(DDR400)をサポートする。“i865PE”“i865G”の違いは、“i865G”がビデオ機能を内蔵する点となっている。一方、残る“i865P”はFSB 533MHzまでのサポートとなっており、メモリーもデュアルチャネルのPC2700(DDR333)までの対応だ。ICHは全てICH5/ICH5R(RAID機能搭載)で、CSA(Communications Streaming Architecture )によるGigabit Ethernet機能に対応する。こちらのチップセットを搭載したマザーボードも、すでに秋葉原では16日から一挙30製品が店頭に並んでおり、販売が始まっている。詳しくはこちらの記事を参照していただきたい。
なお、インテル純正のマザーボードとしてATXフォームファクターの『D865PERC』『D865PERL』『D865GBF』、MicroATXフォームファクターの『D865PESO』『D865GLC』などといったラインナップが用意されていることも発表された(現在、市場で販売されているのはバリエーションモデルも含めて8製品)。