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日本IBM、Tivoliストレージソフト全製品の自己管理機能を拡張

2003年04月24日 15時18分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本アイ・ビー・エム(株)は24日、Tivoliストレージソフトウェア全製品において自己管理機能を拡張すると発表した。今回の機能拡張は、顧客のストレージ容量の管理やバックアップ、災害復旧を自律的に実行できる環境を整備し、ITリソースをより重要な業務ニーズに活用できるようにするというもので、ストレージリソース管理ソフト、データ保護ソフト、SAN環境の運用管理ソフトを含む、Tivoliストレージ管理ソフト全製品に適用される。

『IBM Tivoli Storage Resource Manager V1.2』は、ファイルシステムをモニターし、設定された値を超えると、自動的にストレージの拡張を開始する機能や、ディスクサブシステムレベルの物理的特性、ストレージ割り当て、使用状況を収集し、企業レベルのストレージ環境に合わせて管理するIBM Enterprise Storage Server(ESS)サブシステム・レポーティング機能を搭載する。さらに、Tivoliシステム管理との統合により、単一のコンソールから企業全体の管理が可能という。25日発売で、価格は13万9000円。また、『IBM Tivoli Storage Resource Manager Express Edition V1.2』は5月6日発売で、価格は1万3000円。

『IBM Tivoli Storage Manager V5.2』は、Microsoft Windows Server 2003に対応し、Windows Server 2003の製品リリース後90日以内にサポートを開始するほか、Windows Server 2003のベアメタルリストア機能を提供する。また、メインフレーム上のLinuxに対応する。さらに、Tivoli Storage Resource Managerと連携し、ファイルの自動的なアーカイブおよび削除を行なえるほか、LANフリー機能を強化したという。6月27日発売で、価格は7万5900円。

『IBM Tivoli Storage Area Network Manager V1.2』は、エラー事前予測および障害隔離機能により、ストレージネットワーク環境にリンクレベルの障害事前分析機能が組み込まれ、問題と発生個所を示す根本的原因を分析することで、SANのファブリックでリンクレベルでの障害が発生しそうな場所を予測できる。また、iSCSIなどの対応機器および対応OSプラットフォームを拡充したという。25日発売で、価格は7万8300円。

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