新世代RADEONシリーズの一番手として、最上位にあたるRADEON 9800Proカードの販売がついに開始された。一昨日よりATI系の主要ベンダによるパッケージサンプルが公開されているが、本日発売されたのはConnect3Dという聞きなれない名前のベンダによるリテールパッケージ。
最上位モデルという割に小型のチップクーラーが特徴。メモリはDDRIIではなくDDRIだ |
RADEON 9700Proから9800Proへの変更点は、最大VRAM容量が256MBになり、「SMARTSHADER」および「SMOOTHVISION」のバージョンが2.0から2.1に上がり、「HYPER Z III」も「HYPER Z III+」へ改良されていること。コア/メモリクロックに関してはATIから公開されておらず、残念ながら不明だ。
今回の製品のカード本体は、これまでデモで使用されていたものとほとんど変わっておらず、旧製品となったRADEON9700/9500/9000シリーズの場合と同様、おそらくこれがリファレンスデザインと見られる。最大の特徴はチップクーラーで、RADEON 9700とほとんど変わらない大きさのもので、上手く行けばファンレスも可能かも…と期待させられてしまう。また直接のライバルとなるGeForce FX5800 Ultraカードと比べるとその小ささは際立っており、発熱量の少なさが伺える。
前述したようにRADEON 9800Proは最大256MBのVRAMをサポートするが、今回登場したのは128MB版でチップはSamsung製2ns品。価格はOVERTOPで5万7762円、クレバリー1号店で5万7800円、TSUKUMO eX.で5万9779円、スーパーコムとコムサテライト3号店で5万9980円、DOS/Vパラダイス本店で6万2800円。このほかアークとWonderCityと高速電脳にも入荷したもののこちらは完売となってお、参考までに価格はそれぞれ5万6800円、5万7799円、5万7800円となっている。
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