「Magic NC Plus for Notebook」 |
ノート用IDEコネクタに接続するだけで、HDD無しでもインターネット端末としてPCが使用可能になるフラッシュメモリ基板「Magic NC Plus for Notebook」がCRAM WORKS発売された。同社からは既にデスクトップPC用の同等製品「Magic NC」が発売されているが、消費電力を抑えるということからも、今回発売された製品の方がそのメリットははるかに大きいだろう。
HDD無しでもインターネット端末としてPCが使用可能に | 使用方法は、HDDの代わりにフラッシュROM搭載基板をノートPCのIDEコネクタに挿すだけというシンプルなもの | 同社からは既にデスクトップPC用の同等製品「Magic NC」が発売されている |
使用方法は、HDDの代わりにフラッシュROM搭載基板をノートPCのIDEコネクタに挿すだけというシンプルなもの。主な使用は、OSにはLinux 2.4.20、X Window SystemにはXFree86を採用している。搭載するアプリケーションにはブラウザ、メーラ、ニュースリーダ用にMozillaを、その他にもXpdf(PDFビューア)/Kterm(日本語ターミナルエミュレータ)/Fvwm (ウィンドウマネージャ, アイコンマネージャ)などもインストールされている。Cannnaもイントールされているので日本語環境にも問題はないだろう。また、OpenSSH/rdesktop/telnet/ftpなども使用でき、基本的なネット環境が一通りそろうことになる。ディスクレスのノートPCは、その可動時間だけでもメリットは大きいのだが、どうしても心配になるのは記憶領域の大きさだろう。実際「Magic NC Plus for Notebook」に搭載されるフラッシュメモリの容量は64MB、内デフォルトでの空き容量は約32MBとなるので、用途にもよるが十分とは言えないだろう。しかし、そういった場合はUSBメモリなどを外部ストレージとして利用するなど、必要に応じて増設する方法も考えられる。価格はOVERTOPで1万3600円で販売中のほか既に発売されているデスクトップPC用の「Magic NC」は9524円となっている。
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