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NECインフロンティア、通信距離50mmのISO/IEC14443-A対応非接触型ICカードリーダー/ライターを発売

2003年02月18日 21時07分更新

文● 編集部

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エヌイーシーインフロンティア(株)は18日、ISO/IEC14443タイプA(MIFARE:マイフェア)対応の非接触型ICカードリーダー/ライターの新製品として、基板モジュールタイプ『SB1112』と据え置きタイプ『SR1012』を20日から販売すると発表した。価格はSB1112が3万5000円、SR1012が4万9800円。

『SR1012』と『SB1112』
『SR1012』(左)と『SB1112』(右)

『SB1112』と『SR1012』は、2002年秋に電波出力の規制緩和などで改正された電波法関連法令で新たに規定された、13.56MHzの誘導電波で記録媒体の情報を読み書きする設備“誘導式読み書き通信設備”の総務省の指定番号を取得した製品。電波の高出力化が可能となり、ICカードの読み書き距離は従来機種の約2倍となった。誘導式読み書き通信設備では、製造時にメーカー側で一括して指定番号を取得するため、基板モジュールタイプを使用する場合でもユーザー側で特別な手続きを行なう必要がない。

読み書き距離はSB1112が約3~50mm、SR1012が0~約50mm。動作周波数は13.56MHz。対ホスト間インターフェースはRS-232C(半二重通信)で、通信速度は2400~3万8400bps。対カード間通信速度は106kbps。電源LED(緑色)/確認LED(緑色/橙色)/電子ブザーに対応。使用環境温度は摂氏0~60度。本体サイズと重量は、SB1112が幅70×奥行き57×高さ32mmで約80g、SR1012が幅102×奥行き146×高さ38mmで約250g。サイズと形状が従来機種と同じため、基板モジュールタイプの場合、従来機種のユーザーは組込み機器の設計を変更することなく、機器の性能強化が可能となる。

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