エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は28日、ネット証券会社などのネット事業者向けサービスとして、統一インターフェースを利用して取引連動振込決済サービスが行なえる“マルチバンク即時決済サービス”を2月1日に開始すると発表した。
“マルチバンク即時決済サービス”の概要 |
“取引連動振込決済サービス”は、ネットバンキングの利用者とネット事業者間のネット取引に連動し、代金を即時に利用者のネットバンキングの口座から当該事業者口座へ移動するサービス。今回提供を開始する“マルチバンク即時決済サービス”は、銀行ごとに異なるネット事業者・銀行間インターフェースをインターネット上で統一したインターフェースとして提供するもので、同社が提供しているICカードを利用した認証/決済プラットフォームサービス“セーフティパス”も提供できるという。利用者による情報の改ざん防止などのセキュリティーや、専用コールセンターと運用ルールの確立による決済異常への対応なども図られている。
ネット事業者向けの利用料金は、初期費用が10万円、月額利用料金が3万円(月額固定)と1件あたり50円(従量制)。なお、ネット事業者は、銀行との間で取引連動振込決済サービスの加盟店としての契約を結ぶ必要がある。
利用できる取引連動振込サービスは、みずほ銀行の“ネット振込決済サービス”、東京三菱銀行の東京三菱ダイレクト“eペイメント”、UFJ銀行のUFJダイレクト“ネット振込(EDI)”、三井住友銀行のOne'sダイレクト“ウェブ振込サービス”ほか。