(株)富士山マガジンサービスは18日、出版社向けのサービスとして、雑誌の定期購読を中心としたマーケティング、販売、配送/梱包、カスタマーサービス、顧客管理などを総合的に提供するサービスを同日付けで開始すると発表した。併せて、定期購読雑誌に特化したPR&販売サイト“Fujisan.co.jp”のベータ版も公開する。
Fujisan.co.jp(ベータ版) |
同社は、低迷する雑誌市場の中で今後拡大していくと予想される雑誌の定期購読市場をターゲットに、(株)ネットエイジと米Fujisan.com社を中心に、“定期購読エージェンシー(Subscription Agency)”として7月にできたベンチャー企業。トランス・コスモス(株)が出資したことからサービスを本格的に開始するもの。米国でのビジネスモデルを日本の出版業界に合わせ、各種サービスを提供する。主なサービスは、出版社に対する定期購読顧客の獲得代行、定期購読誌/バックナンバーの配送やカスタマーサービスの受託、雑誌創刊時の定期購読販売に関するコンサルティングなど。
定期購読専門ECサイト“Fujisan.co.jp”では出版社70社が賛同しており、261誌の定期購読雑誌のワンストップショッピングが可能となっているという。雑誌情報の掲載は無料で、成果報酬制を採用する。グランドオープンは2003年春を予定している。