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『LindowsOS 3.0』ファーストインプレッション

2002年11月29日 20時48分更新

文● 編集部

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『LindowsOS 3.0』が11月18日にリリースされた。Windowsアプリケーションで作成したファイルの読み書きや、アプリケーションのダウンロードサービス“Click-n-Run”などを特徴とする製品だ。当初はWindowsアプリケーションをそのまま動作させることができる点などをセールスポイントとした製品だったが、現在はWindowsアプリケーションを利用することはできるのか? また、“Click-n-Run”サービスはどのようなものなのか、日本語は利用できるのか、といったことを中心に、『LindowsOS 3.0 Membership Edition』をダウンロードして試してみた。

『LindowsOS 3.0』の動作環境は、500MHz以上のPentium互換CPUとメモリ128MB以上、ハードディスク2GB以上を搭載したマシンが推奨されている。今回のテストには、Celeron-533MHz、メモリ128MB、ハードディスク15GBのマシンを利用した。

インストールは簡単

『LindowsOS 3.0 Membership Edition』は、『LindowsOS installation CD』と『Click-n-Run Express Installation CD』の2枚で構成される。基本的なシステムのインストールは『LindowsOS installation CD』を利用する。

インストールは非常に簡単で、CD-ROMからインストーラを起動すると、自動的にハードウェアを認識し、X Window Systemベースのインストーラが起動する。あとはライセンスに同意し、インストール方法を選択、コンピュータ名を入力すれば、基本的なシステムをインストールすることができる。

ライセンス確認画面 インストール方法を選択 コンピュータ名を入力
ハードウェアの自動認識が完了すると、まずライセンス確認画面が現われる。ここで確認するのはLindowsOSの独自ライセンスのみで、特にGPLやBSDライセンス、X11ライセンスに関する記述はない。インストール方法を選択する。ハードディスク全体を利用するインストール方法と、既存のパーテーションにインストールする方法を選ぶことができる。コンピュータ名とパスワードを入力する。パスワードは“Optional”となっているが、rootのパスワードになるのでここで設定した方がいいだろう。
確認画面 インストール中 インストール完了
インストール方法とコンピュータ名の確認画面。画面右下の“Next”をクリックすると、インストールを継続するかどうかのメッセージがあらわれ、そこでOKをクリックするとインストールが開始される。インストール中。右ペインには『LindowsOS』の特徴を紹介するメッセージが流れる。インストールに要した時間は10分程度。インストール完了。ここまでに要した時間はパソコンの電源を入れてから15分程度。
LindowsOS インストール方法

通常のLinuxディストリビューションやWindowsなどと比べても、非常にインストールは簡単だといえる。ただし、時刻の設定やプリンタの設定は起動後に行なう必要がある。なお、インストール直後の状態で、社内LANのWindows NTサーバをすぐに利用することができた。

ハードディスク全体を利用するインストール方法を選択すると、ファイルシステムは/bootはext2、/はreiserfsになる。

/dev/hda3 on / type reiserfs (rw)
proc on /proc type proc (rw)
none on /proc/bus/usb type usbdevfs (rw)
/dev/hda1 on /boot type ext2 (rw)
automount(pid746) on /var/autofs/floppy1 type autofs (rw,fd=5,pgrp=746,minproto=2,maxproto=9)
automount(pid754) on /var/autofs/cdrom1 type autofs (rw,fd=5,pgrp=754,minproto=2,maxproto=9)

mount実行結果

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