米Lindows.comは、同社のディストリビューション『Lindows OS』のプレビュー版『Lindows OS Sneak Preview 2』を公開した。
『Lindows OS』は、Linux上でWindowsアプリケーションを動作させることを目的としたディストリビューション。Lindowsという名称の使用権について米Microsoftとの係争といったトラブルをかかえながらも開発を継続している。
今回公開された『Lindows OS Sneak Preview 2』は、WordやExcel、PowerPointといったWindowsアプリケーションのファイルを、特別なアプリケーションなしでも表示、印刷することが可能になったほか、新たに「Click-N-Run」と呼ばれるサービスが利用できるようになったという。
「Click-N-Run」は、Lindows.comのアプリケーションダウンロードサイト「Warehouse」に用意されたアプリケーションをワンクリックでダウンロード、インストールし、すぐに利用可能にするというサービス。現在登録されているアプリケーションは、『AOL 7.0』やワープロソフト『WordPublisher』、表計算ソフト『SpreadsheetPro』など、いずれも無料で提供されている。
『Lindows OS Sneak Preview 2』のダウンロードには、年間契約の「Lindows.com Insiders」に登録する必要がある。年間契約料は99ドル。Windows 98マシンの場合、インストーラをダウンロードしたあと、インストーラを起動し、「Friendly Install」を選択してインストールする。その場合、Windows 98とLindows OSは再起動することで切替が可能となる。
