“K-1 WORLD MAX 2002~世界王者対抗戦~”第8試合の魔裟斗対アルバート・クラウス戦 |
K-1ミドル級のイベント“K-1 WORLD MAX 2002~世界王者対抗戦~”が11日、東京/有明コロシアムで開催された。世界王者アルバート・クラウスと対戦した魔裟斗は引き分けに終わり、今年5月の“K-1 WORLD MAX~世界一決定戦~”での準決勝判定負けのリベンジは果たせなかった。試合後、魔裟斗はリング上で「もう1回チャンスをください。すみませんでした」と言った。
小比類巻貴之は、英国の現役警察官ピーター・クルックと対戦、4ラウンドでダウンを奪うも、5ラウンドで左フックを受けまさかの逆転KO負け。今大会での現役引退を表明していた前田憲作は、来日直前のケガで欠場となったベン・ガルシアに代わって出場したミロスラフ・サフラと対戦、引退試合を勝利で飾った。
K-1 WORLD MAX 2002~世界王者対抗戦~ 試合結果
フレッシュマンファイト
- 第1試合
- ○森知行 3R判定3-0 江口真吾×
- 第2試合
- ×安廣一哉 3R判定1-2 久保坂左近○
世界王者対抗戦
- 第3試合
- ×小次郎 3R判定0-3 マリノ・デフローリン○
- 第4試合
- ○大野崇 3R判定3-0 王三偵×
- 第5試合
- ○村浜武洋 3R判定3-0 メルチョー・メノー×
- 第6試合
- ○須藤元気 2R0分16秒KO 金珍優×
- 第7試合
- ×小比類巻貴之 5R1分9秒KO ピーター・クルック○
- 第8試合
- ○前田憲作 3R判定3-0 ミロスラフ・サフラ×
- 第9試合
- 魔裟斗 5R判定0-0ドロー アルバート・クラウス
試合後のインタビューに答える魔裟斗選手 |
試合後のインタビューで魔裟斗は、引き分け判定について「まあ、そんなもんでしょう」とコメント。一方のクラウスは「自分では勝ったと思っている。すべて上手くいっていたのに残念だ」と判定に納得していない様子だった。
最終5ラウンド開始前に「2~3ポイント取られているなと思った」という魔裟斗は、「今いかなきゃ」とパンチを連打、命中させていったが逆転はならず引き分けに終わった。魔裟斗は「延長やりたかった」と悔しげに語った。
アルバート・クラウス選手 |
特にパンチの練習をしたという魔裟斗についてクラウスは「前回(5月)とあまり変わっていないと思う。(パンチも)前と同じ。まあ魔裟斗も僕も同じように強くなったから、同じに感じたのかな」とコメント。リング上での魔裟斗の言葉を受けて「ぜひ魔裟斗ともう1回やりたい」と語った。