(株)NTTデータ イントラマートは、オープンソースの統合開発環境『Eclipse』のプラグインとして利用できる開発ツール『intra-mart eBuilder Ver3.0』をリリースした。
『intra-mart eBuilder Ver3.0』 |
『Eclipse』は、実行環境の『ワークベンチ』、Java開発機能、Javaデバッガ、Eclipseプラグイン開発用のライブラリ、ドキュメントなどから構成されるオープンソースの統合開発環境で、J2EEやWebサービスの開発環境として提供される。米IBMが提供する『WebSphere Studio Application Developer』など、『Eclipse』をベースに開発されている製品もある。
『intra-mart eBuilder Ver3.0』は、同社が提供するWebアプリケーションサーバ『intra-mart』のフレームワークを利用して、Webアプリケーションを開発するツール。HTMLのプレゼンテーションページとファンクションコンテナからなる「ページベース開発モデル」と、JSP、Servletからなる「J2EEベース開発モデル」という異なる開発モデルを利用することが可能。今回のバージョンでは、『intra-mart』のJ2EEフレームワークをビジュアルに確認しながら開発を進めることができるようになっている。
また、『intra-mart eBuilder Ver3.0』は『WebSphere Studio Application Developer』のプラグインとしても利用することができる。これにより、これまで『WebSphere』で開発を行なってきたエンジニアも『intra-mart』のフレームワークを利用した開発を進めることが可能になる。
『intra-mart eBuilder Ver3.0』の参考価格は、1ライセンスあたり9万円程度となる模様。(株)NTTデータ イントラマートでは、今後『Eclipse』のプラグイン開発を進め、この分野でのリーディングカンパニーを目指すとしている。