バリエーションモデルが次々と登場し、すっかりメチャクチャになっているGeForce4 MXシリーズ。だが、そんななか登場していそうでしていなかった“GeForce4 MX440を搭載し、VRAMがDDR SDRAM 128MB”というモデルが7月になってついに姿を現した。GeForce4 MX420初のDDR SDRAM搭載モデルを投入してきたInnoVISION製で、製品名は「InnoVISION GeForce4 MX440」。型番も従来のVRAM 64MB搭載モデルとまったく同じだ。
パッケージ側面とカードに貼られた型番は“MX440(TV) 128MB AGP”で、DDR SDRAMを搭載しているかどうか型番からは判断できない |
カードには上で紹介した同社製のDDR SDRAM搭載版GeForce4 MX420カードと同じhynix製の128Mbit DDR SDRAM“HY5DV281622AT-5”を8枚で128MB分搭載。型番どおり5ns品で、GeForce4 MX440の仕様である200MHzのメモリクロックがサポートされている。
ソフトDVDプレーヤ「WinDVD 2000」と、カードがビデオ入力をサポートしていないためキャプチャには利用できないビデオ編集ソフト「PowerDirector SE」を同梱し、価格はコムサテライト3号店で1万2980円。DVI出力はサポートされていないものの、VRAM 64MB搭載モデルとの価格差がそれほどないどころか、一部ベンダのVRAM 64MB搭載モデルより安価であるため、GeForce4 MX440カードとアナログモニタで3Dゲームを楽しもうと思っていて、コストパフォーマンスを重視する場合には有力な選択肢となるだろう。
【関連記事】