松下電器産業(株)は30日、個人向けのB5サイズモバイルノートパソコン“Let'snote LIGHT(レッツノートライト) R1シリーズ”の新製品『CF-R1PCAXR』を発表した。
“Let'snote LIGHT R1シリーズ”の新製品『CF-R1PCAXR』。本体デザインは前回モデルの『CF-R1RCXR』と同じ。外装にマグネシウム素材を採用し、液晶ディスプレーの背面は、強度を保つため自動車のボンネットのように一段絞り形状となっている |
CF-R1PCAXRは、3月に発売した『CF-R1RCXR』の後継機種で、CPUにIntel SpeedStepテクノロジー対応超低電圧版モバイルPentium III-M-800MHzを採用している。また、ポインティングデバイスである円形フラットパッド用のユーティリティー『ホイールパッドユーティリティ』が付属する。
『ホイールパッドユーティリティ』は、パッドのふち(円周)をクルクルなぞると、それに合わせて画面が上下にスクロールするというLet'snote LIGHT専用のユーティリティー。従来よりCF-R1RCXRユーザー向けにβ版をダウンロード提供していたが、今回のCF-R1PCAXRでは標準で搭載している。β版の機能を強化し、スクロールスピードを設定できるほか、スクロール領域幅の設定時に領域幅イメージをイラストで確認できる。
その他の本体仕様は、メモリーが128MB(SDRAM/最大256MB)、HDD容量が20GB(Ultra ATA)。チップセットはIntel 440MX Chipset、グラフィックスアクセラレーターはSMI Lynx 3DM+でビデオメモリーは4MB。10.4インチXGA対応TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1600万色)を装備する。
インターフェースは、USB 1.1×2、外部ディスプレー出力、LANポート(100BASE-TX/10BASE-T対応)、マイク入力、オーディオ出力。モノラルスピーカーを搭載し、PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)。SDメモリーカードの抜き差しでロックがかかるセキュリティー機能兼用のSDメモリーカードスロット×1を装備する。内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。
キーボードはキーピッチ17.5mm/ストローク2mm。本体サイズは幅240×奥行き183×高さ37.2(前部23.5)mm、重量は960g。電源はリチウムイオンバッテリーで、バッテリー駆動時間は6時間。OSはWindows XP Professional。
6月14日発売で、価格はオープンプライス。編集部による予想小売価格は20万円弱。
また同社は、上記のCF-R1PCAXRをベースとした企業向けノートパソコン“Let'snote PRO”も同時に発売する。Let'snote PROは、CF-R1PCAXRと同じ本体仕様に加え、11Mbps IEEE 802.11b互換の無線LAN、もしくはDDIポケット(株)の64kbpsワイヤレスデータ通信“H"IN”(TwoLINKDATA対応)を内蔵したもの。OSはWindows XP ProfessionalかWindows 2000 Professionalかを選択できる。なお、いずれの場合も3年間の無償保証(部品代/修理費とも無償)が付属する。
さらに、同社が運営するオンラインショッピングサイト“Pana Sense(パナセンス)”では、Let'snote PROの無線LAN内蔵モデル(OSはWindows XP Professional)を販売する。Pana Senseでは付属ソフトとしてMicrosoft Office XP PersonalまたはOffice XP Professionalを選択することが可能。また、液晶サイドのミラー部分およびパッド周囲部分の素材カラーを12色から選べるようになっている。
なお同社は、今回のLet'snote LIGHT新製品の発表に伴い販促キャンペーンを展開する。本日から6月13日までに同社ホームページ上で“Let'snote LIGHT買います宣言”登録を行なった後、実際に製品を購入したユーザーから抽選で6名に『D-Snap』が当たるという。