“バイオMX”は、パソコン本体にMDデッキやFMチューナー、アンプ、TVチューナー内蔵のMPEG-2リアルタイムエンコーダーボードなどを搭載したAV一体型デスクトップパソコン。今回発表されたのは『PCV-MXS3R』と『PCV-MXS3』の2モデル。両モデルとも、CD-R書き込み8倍速、CD-RW書き込み4倍速、DVD-R書き込み2倍速、DVD-RW書き込み等倍速、CD-ROM読み込み24倍速、DVD-ROM読み込み6倍速、DVD-R/RW読み込み2倍速のDVD-R/RWドライブを搭載する。
バイオMX『PCV-MXS3RL7』 |
また、TVチューナー内蔵のMPEG-2リアルタイムエンコーダーボードを搭載しており、ビデオキャプチャー機能を備える。TVチューナーはVHF/1~12チャンネル、UHF/13~62チャンネル、CATV/C13~C63チャンネル、ステレオ放送、2ヵ国語放送に対応。入出力端子はビデオ入出力、オーディオ入出力、TVアンテナコネクター。圧縮モードは、高画質モード(17分で1GB)、標準モード(34分で1GB)、ビデオCDモード(94分で1GB)から選択可能。
さらに、オーディオ機能として、音楽用レコーダブルMDドライブ(Net MD対応)、FM文字多重放送チューナー、D/Aコンバーター、音質調整機能、スペクトラムアナライザー、20W+20Wのアンプ、2-wayバスレフスピーカーを備えている。
PCV-MXS3Rは、CPUにPentium 4-2.20GHzを採用し、256MBのメモリー(DDR SDRAM)と120GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載する。MPEG映像録画時間は、高画質28.5時間、標準56.5時間、長時間154時間、DV録画時間は7時間30分。チップセットはSiS650チップセットで、グラフィックスアクセラレーターはNVIDIA GeForce4 MX 440、ビデオメモリーは64MB(DDR SDRAM)。
また、前回の春モデル発売時にソニーマーケティング(株)が運営するECサイト“ソニースタイル”で限定販売され好評だった、厳選されたコンデンサーを採用した特別仕様のアンプユニット“ハイレスポンスアンプ(GOLD)”を搭載、純銀コートスピーカーケーブルも付属する。
PCV-MXS3は、CPUにPentium 4-1.80GHzを採用し、256MBのメモリー(DDR SDRAM)と80GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載する。MPEG映像録画時間は、高画質17.5時間、標準35時間、長時間95.5時間、DV録画時間は4時間40分。チップセットはSiS650チップセットで、グラフィックスアクセラレーターを内蔵する。ビデオメモリーは32MB(メインメモリーと共有)。
2モデルとも外部接続端子(背面)は、キーボード、マウス、シリアル、パラレル、USB×2、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T対応)、ディスプレー出力、i.LINK(S400)、モデム用モジュラージャック、光デジタルオーディオ入出力、ライン入出力(金メッキ端子)、FMアンテナ入力、スピーカー出力。外部接続端子(前面)は、ヘッドホン(金メッキ端子)、マイク(金メッキ端子)、i.LINK(S400)、USB。
内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)。マジックゲート対応メモリースティックスロットも装備する。本体サイズは、幅192×奥行き382×高さ346mm。重量は11.7kg。OSはWindows XP Home Edition。
PCV-MXS3Rは、17インチTFTカラー液晶ディスプレーが付属する『PCV-MXS3RL7』と本体のみの2種類、PCV-MXS3は、17インチTFTカラー液晶ディスプレーが付属する『PCV-MXS3L7』、15インチTFTカラー液晶ディスプレーが付属する『PCV-MXS3L5』の2種類がそれぞれ用意されている。いずれも25日発売で、価格はオープンプライス。編集部による予想小売価格は、PCV-MXS3RL7が40万円前後、PCV-MXS3Rが30万円前後、PCV-MXS3L7が34万円前後、PCV-MXS3L5が31万円前後。
なお、ソニースタイルでは、PCV-MXS3にも、PCV-MXS3Rと同様のハイレスポンスアンプ(GOLD)と純銀コートスピーカーケーブルを搭載した『PCV-MXS3「WORKS」』が用意される。