「DigiOnAuthor for DVD」は、操作ボタンや背景、BGMなど、DVDメニューの構成要素のほとんどすべてを自由にカスタマイズできる、柔軟なメニュー作成機能が特徴のDVDオーサリングソフトだ。
強力なメニュー作成機能
自動処理により使い勝手もよし
市販ソフトのDVDメニュー作成機能の不自由さに不満を覚えていたユーザーに、朗報となる製品が登場した。デジオンが開発し、イージーシステムズが発売した「DigiOnAuthor for DVD」は、メニューを強力にカスタマイズできるのが特徴だ。
図1 ムービーの読み込みを行うADD MOVIE画面。サムネイルをクリックすると手前に表示されているチャプタウインドウが表示され、任意のポイントにチャプタを挿入できる。 |
図2 大きさの異なる各写真はすべてサムネイルボタンになっている。映画やアニメーションなど、カメラアングルに凝った映像ソースのサムネイルを使用すれば、かなり見栄えのよいメニューが作成できそうだ。 |
カスタマイズしたメニューにリンクする場合には、ボタン数やページ数を自動調整する「最適化」と変更を加えない「流し込み」の2種類があり、用途に応じて使い分けられる。
図3 AUTOボタンを押すと表示される、自動流し込み機能のメニュー。3種類の流し込み方式を選択できる。これにより、ボタンリンクを作成する面倒もなく、スピーディーなメニュー作成が可能となっている。 |
本製品は、DVDオーサリング機能に注力した製品のため、ムービーの結合や分割、DVカムコーダからの動画キャプチャなどの入力・編集機能はない。とはいえ、標準価格1万9800円という普及価格のDVDオーサリングソフトで、DVDメニュー作成を自由自在に、かつ簡便な操作で行える製品はほかにはない。DVDコンテンツの「顔」にとことんこだわるなら、本製品を使ってみることをお勧めする。
DigiOnAuthor for DVDの主なスペック | |
製品名 | DigiOnAuthor for DVD |
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入力ファイル形式 | 動画:AVI、MPEG1、MPEG2/静止画:BMP、GIF、JPG、PNG |
出力ファイル形式 | DVD-Video(Premiereプラグインとして使用時のみMPEG1/2も可能) |
対応OS | Windows 98 SE/Me/2000/XP |
CPU | Celeron-600MHz以上必要(PentiumIII-1GHz以上推奨) |
メモリ | 128MB以上必要(256MB以上推奨) |
HDD | インストール時500MB以上 |