最上位モデル“GeForce4 Ti4600”搭載カードがごく少量出回ってから4日。“NV25”コア“GeForce4 Ti”シリーズ2製品のもう片方、“GeForce4 Ti4400”を搭載するビデオカードがアキバに登場した。12日から店頭に並んでいるのは「WinFast A250 TD」で、GeForce4 Ti4600に続いて今回もLeadtek(Leadtek Research)製品がアキバ登場第1弾となっている。Leadtekによる製品名からもわかるように、GeForce4 Ti4400は最上位モデルのGeForce4 Ti4600に対して“標準モデル”といった位置づけのGPU(ビデオチップ)。コアクロックは275MHz、メモリクロックは275MHz(DDR 550MHz)で、それぞれ300/330MHzのGeForce4 Ti4600に比べると若干低めに設定されている。なお、GeForce4 Tiシリーズについての詳細はこちらを参照のこと。
「WinFast A250 TD」。ファンの保護フレームが青く見えるのはシートを被っているため |
カードのデザインは先に登場したGeForce4 Ti4600カードそっくり。巨大なチップクーラー「BiTurbo Cooling System」を搭載している点をはじめ、基板のレイアウトもまったく同じで、ブラケットが金メッキされているかどうかでしか見分けられないほどだ。
ただ、外観こそよく似ている2製品だが、流通量は決定的に異なるようだ。複数ショップによると、WinFast A250 TDについては問題なく出荷される一方で、WinFast A250 Ultra TDの出荷数はあまり芳しくないもよう。どうやらこれはかねてよりチップ、そして搭載カードについて歩留まりの悪さが指摘されているGeForce4 Ti4600に問題があるようで、そうだとすれば、Leadtekに限った話ではないことになる。WinFast A250 TDの実売価格が4万5800円~4万6800円と、WinFast A250 Ultra TDに比べて約1万5000円程度安価なことを考えると、下位モデルにあたるGeForce4 Ti4400カードの方が、流通量とコストパフォーマンスから“現実的なGeForce4 Tiシリーズの選択肢”として主流になるかもしれない。
現在のところ在庫量は少量だが、すぐに潤沢となる予定。このほか複数ショップによると、Abit製のGeForce4 Ti4400が明日13日に販売開始となるようだ。なお、気になるGeForce4 Ti4600カードだが、12日の段階でごく少量の再入荷を確認できた。
価格 | ショップ |
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WinFast A250 TD | |
\45,800 | OVERTOP クレバリー1号店 T-ZONE.PC DIY SHOP WonderCity |
\46,800 | 高速電脳(完売) コムサテライト1号店 コムサテライト3号店(完売) |
WinFast A250 Ultra TD | |
\61,800 | クレバリー1号店(在庫1) |
\62,800 | 高速電脳(再入荷も完売) |
\64,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP(在庫1) |