ソニースタイルドットコム・ジャパンは、ネットワークバイオのソフトウェアダウンロードにおいて、ソフトウェアメーカー各社と協力し、将来的に他社ソフトウェア製品の提供も行なうとしている。
現時点でネットワークバイオへの賛同を表明しているのは、(株)アイフォー、アトムショックウェーブ(株)、アドビシステムズ(株)、イージーシステムズジャパン(株)、インクリメントP(株)、(株)クレオ、(株)シマンテック、(株)ジャストシステム、ジョルダン(株)、(株)ゼンリン、ソースネクスト(株)、(株)テクノクラフト、デザインエクスチェンジ(株)、(株)デジオン、マクロメディア(株)、メガソフト(株)の16社。なお、以下のソフトの提供が予定されているという。
- 『筆王』シリーズ(アイフォー)
- 『Ninja』シリーズ(アイフォー)
- 『Drag'n Drop CD』(イージーシステムズジャパン)
- 『Drag'n Drop CD Plus DVD Edition』(イージーシステムズジャパン)
- 『RecordNow Max』(イージーシステムズジャパン)
- 『Backup MyPC』(イージーシステムズジャパン)
- 『EzSecure Document』(イージーシステムズジャパン)
- 『筆まめ』(クレオ)
- 『ピクチャミクス』(クレオ)
- 『デジカメの横綱』(クレオ)
- 『Norton Internet Security 2002』(シマンテック)
- 『Norton AntiVirus 2002』(シマンテック)
- 『Norton Personal Firewall 2002』(シマンテック)
- 『ATOK』シリーズ(ジャストシステム)
- 『乗換案内時刻表対応版』(ジョルダン)
- 『Navin'You専用マップ 2002年度版』(ゼンリン)
- 『受メロ』(テクノクラフト)
- 『gu mantanWEB/DEXプレミアムコンテンツ』(デザインエクスチェンジ)
- 『DigiOnSound2』(デジオン)
- 『DigiOnSound Express』(デジオン)
- 『DigiOnVideo』(デジオン)
- 『3Dマイホームデザイナー』シリーズ(メガソフト)
- 『わが家のなんでも情報』(メガソフト)
- 『STARFAX』(メガソフト)
また、ネットワークバイオはブロードバンド環境専用モデルで、下り速度が最大1.5Mbps以上の回線が必要、さらにLinkGarageを利用するにはグローバルIPアドレス環境が前提となるため、同社は、ブロードバンド環境ではないユーザー向けに、ネットワークバイオ購入ページでおすすめのISPを紹介している。なお、現時点ではイー・アクセス(株)、NTTコミュニケーション(株)、KDDI(株)、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)、ニフティ(株)、日本テレコム(株)、日本電気(株)、(株)ぷららネットワークス、ヤフー(株)の計9社がネットワークバイオへの賛同を表明している。
ネットワークバイオ第1弾モデル『PCV-JX10GN』 |
本日行なわれた発表会で、ソニー(株)代表取締役社長兼COOの安藤国威氏は、「ソニーは従来より、ハードウェアとコンテンツ、サービスをシームレスにつなげてユーザーに新しい楽しみを提供する“ユビキタスバリューネットワーク”を提唱しているが、それを実現するための最初のビジネスモデル提案が“ネットワークバイオ”。ハードとコンテンツ、サービスが一体となったビジネスモデルだ」
「ネットワークバイオを最初のきっかけとし、今年の夏から秋にかけてユビキタスバリューネットワークの実現に向けた商品展開を行なう。現在、最も大事なコーポレートプロジェクトとして全世界で動いており、ハードやコンテンツ、さらにSo-netのようなサービスまでソニーが一体となってひとつの方向に進んでいる。これはソニーとしては前代未聞のことだ」と語った。
ソニーの安藤社長。「最近は製品発表にはめったに出ないが、今日は特別」 |
また、ソニースタイルドットコム・ジャパン代表取締役社長の佐藤一雅氏は、「ネットワークをひと言で表わすなら“成長するバイオ”。ネットワークバイオ本体(パソコン)とネットワーク機能、およびHotnetworkサービスからなるものだ。これはソニーとユーザーだけで成し遂げられるものではない。オープンプラットフォームとして、ソフトウェアメーカー等と協力してユーザーにアプローチしていく」としている。
ソニースタイルドットコム・ジャパンの佐藤社長 |
同社は、ソフトウェアメーカーと協力し、各種ソフトの期間/機能限定版や試用版なども今夏までに提供したいとしている。また、ソフトによっては大容量のものもあるため、ソフトのパッケージ販売(購入後はアップデートサポートを提供)も検討しているという。ソフト購入後にOSクラッシュなどパソコン本体でトラブルが起きた場合は、ソフトを再インストールできるよう取り計らうとしている。
なお、既存のバイオユーザーに対してサービスのみを提供する予定があるかという質問については、「ネットワークバイオのサービスは単純なダウンロードサービスではなく、パソコンのシステム内を巡回して情報を取得するなどいくつかの仕掛けが必要。可能性が全くないわけではないが、当面は今回発表した形態で提供する」(佐藤氏)としている。