SSIDやチャンネル番号など
無線LANの基本を設定
無線LANアダプタをインストールしたマシンのIPアドレスを変更したら、さっそくWebブラウザのアドレス欄にアクセスポイントのIPアドレスを打ち込んで設定画面を表示させよう。最近のネットワーク製品は初心者にも使いやすいように、とりあえず手早く使い始めるために一部の設定のみ行う「簡単設定」、すべての項目がカスタマイズできる「詳細設定」、というように複数のモードが用意されているものもある。
図5 「簡単設定」を選んだ場合には、エアステーションの名前とSSID(画面では「ESS-ID」)の設定のみが行える。エアステーション名は複数台のアクセスポイントを管理しやすくするもので、ネットワークの接続には関係ない。変更しなくても問題はない。 |
図6 「詳細設定」を選ぶと無線チャンネルやWEPの使用/未使用、アクセスポイントのIPアドレスの変更など、基本的な設定メニューが表示される。近くに無線LANのアクセスポイントがあったり、無線に影響のある機器がありそうな場合には無線チャンネルを変更して、接続性のいいチャンネルを探してみよう。 |
ルーターモードの場合は、有線LAN(インターネット側)と無線LANのそれぞれのIPアドレスとサブネットマスク、そしてゲートウェイの設定を行う必要がある。なおプロバイダからのIPアドレスの割り当てがDHCPを利用して行われる場合は、無線LAN側のIPアドレスとサブネットマスクだけを設定して、DHCPクライアント機能を使用するように設定すれば、インターネット側のIPアドレスは自動的に取得される。また、DHCPサーバ機能を利用できるアクセスポイントであれば、LAN側のPCに自動的にIPアドレスを配布することも可能だ。その場合には、同時に配布するIPアドレスの開始アドレスと、PCの台数の上限を指定しておく。最後にプロバイダから指定された、DNSサーバ(プライマリとセカンダリ)のIPアドレスを入力し、「設定」をクリックする。後はブリッジモードと同じくクライアントとなるマシンのSSIDやチャンネル番号、IPアドレスの設定などを変更する。
図7 「詳細設定」の中にある拡張設定では、MACアドレスを見て接続できる機器を制限できる。よりセキュリティを高めるための機能だが、初心者が家庭内で使う場合には特に利用しなくてもいいだろう。ある程度無線LANやネットワークの知識を集めたら、挑戦してみよう。 |
図8 「機器診断」の画面では、製品のファームウェアのバジョンや設定している内容(無線チャンネル、IPアドレスなど)を確認できる。変更する場合には、メニューを戻って、詳細設定で行う。初期出荷状態に戻すこともできる。 |