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マイクロソフト、Mac OS X対応Office製品『Office v. X for Mac』を発表

2001年12月05日 14時32分更新

文● 編集部 増田悦子

マイクロソフト(株)は5日、Mac OS X用のOffice製品『Office v. X for Mac(オフィス テン フォー マック)』を2002年1月25日に発売すると発表した。価格はオープンで、販売予想価格は、通常版が5万4800円。バージョンアップグレード版が2万8000円、アカデミックパックが2万2800円。Office 2001シリーズのユーザー向けに設けた特別アップグレード版は、完全事前予約制による販売のみで価格は1万5800円。

パッケージ画像『Office v. X for Mac』のパッケージ

『Office v. X for Mac』は、Mac OS X専用パッケージで、対応OSはMac OS X 10.1以降。Mac OS X 10.1より前のOSには対応せず、Mac OS 8/9向けの『Office 2001 for Macシリーズ』との併売となる。

同製品は、日本語ワードプロセッサー『Word X for Mac』、統合型表計算ソフト『Excel X for Mac』、プレゼンテーションソフト『PowerPoint X for Mac』、電子メール機能やスケジュール機能を備えたソフト『Entourage(アントラージュ) X for Mac』および、インスタントメッセンジャー『MSN Messenger 2.1 for Mac』、『Windows Media Player for Mac』で構成される。

Mac OS Xのインタフェース“Aqua(アクア)”に対応し、700以上のアイコン、800以上のダイアログを作り変えるなど、ユーザーインターフェース部分を大きく変更しているのが特徴。また、製品パッケージも、ボックスにAquaをイメージしたプラスチックが組み込まれたデザインとなっている。

アイコン
画面下部にあるのがアイコン。中央4つのアルファベットがそれぞれ、『Entourage X for Mac』『Word X for Mac』『Excel X for Mac』『PowerPoint X for Mac』を表わす

各アプリケーションの共通する機能として、メニューバーの“アップルマーク”と“ファイル”の間に専用のアプリケーションメニューが追加された。このメニューから、アプリケーションの環境設定などが行なえる。また、メニューを閉じるときに、ショートカットなどに吸い込まれるアクションをとることで、今まで見つけにくかったショートカットの場所を容易に認知できるようになっている。

アプリケーションメニュー
アップルマークとファイルの間にある“Word”がアプリケーションのメニュー

各アプリケーションの新機能としては次のものが搭載されている。まず、『Word X for Mac』には、“複数箇所の同時選択機能”が加わった。従来は、複数範囲の文字を同時に選択して処理することができなかったが、同機能により、複数の箇所を選択して、フォントや書体などの書式を一度に変更できるほか、スペルチェックや検索なども行なえるようになった。

また、従来は書式を変更した部分をデフォルトに戻す場合やハイパーリンクをはずす場合、1ヵ所ずつ選択して解除する必要があったが、新機能の“書式の消去”により、開いている文書の段落やフォント、ハイパーリンクなどを一括でデフォルトの書式に戻せるようになっている。

『Excel X for Mac』は、セル部分のインターフェースが変更になっている。従来はアクティブセルの色が反転するインターフェースであったが、同製品では、アクティブセルが浮き上がったように見えるインターフェースになっている。

また、Mac OS Xの2Dグラフィックスエンジンである“Quartz(クォーツ)”を活用し、アンチエイリアス処理を施すことで、円グラフなど曲線を含むグラフに見られたシャギーがなくなり、滑らかな曲線で表示できるようになった。そのほか、グラフに透過性を持たせることが可能になり、デジタルカメラの画像などを背景として組み合わせることで、オリジナリティーのあるグラフを作成できる。

『PowerPoint X for Mac』では、作成したプレゼンテーションデータをQuickTimeムービー形式として保存する機能に改良が加えられた。従来のPowerPointは、QuickTime形式で保存するとアニメーションに反映されなかったが、『PowerPoint X for Mac』においては、プレゼンテーションにQuickTimeを使用しているユーザーが多いことを反映し、QuickTime形式で保存しても設定したアニメーションが消えないようになった。

また、従来は音声やムービーなどを貼り付けたプレゼンテーションデータを配布する場合、貼り付けていたオブジェクトがなくなることがあったが、新機能の“PowerPointのパッケージ保存”により、プレゼンテーション内で使用するすべての素材データをひとつのフォルダーにまとめて保存できるようになった。

『Entourage X for Mac』では、画面左上に大きなアイコンをまとめて設置し、使用したい機能を直感的に選択できるインターフェース設計に変更された。また、スケジュール画面もカラー化され従来より見やすくなっている。

スケジュール画面
スケジュールの画面

そのほか、ライセンス部分でも、ネットワーク上で同一プロダクトキーのソフトウェアが同時に立ち上がらないようなシステムを組み込み、ソフトウェアの不正利用を防ぐシステムを搭載している。個人ユーザーでもデスクトップとノートパソコンにインストールした場合、デスクトップとノートパソコンを同時に立ち上げて作業できないようになっている。

同社は「前回Mac版Officeが発売されてから、1年で新バージョンを発売するのは、異例のことである。アップルのMac OSからMac OS Xへの移行をサポートするのはマイクロソフトの使命である。また、マック版Officeは、Windows版Office製品の機能を踏襲したフォローソフトではなく、マック版独自の実装を盛り込んだ製品である」と述べた。また、「Office X for MacのPalm OSへの対応やMac OS X以前のOSに対するOffice製品の新製品に関しては、未定であるが、ユーザーのニーズには応えていきたい」と述べた。

なお、キャンペーン製品『Office v. X for Mac』の特別アップグレード版は、Office2001シリーズのユーザーが対象。予約期間は12月5日から2002年1月24日。同社のサイト上で、仮申し込みを行ない、登録した販売店に必要書類を持参して購入するシステムとなる。また、2002年2月には『Word X for Mac』『Excel X for Mac』を単体製品として発売する予定としている。

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