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世界最速、書き換え速度12倍速のCD-RWドライブがいきなり8000円台でデビュー!!

2001年10月10日 21時40分更新

文● 小磯

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RW 12x

 現在市場に出回っているCD-RWドライブは、書き込み速度24倍速、書き換え速度10倍速(1500KB/秒)が最速。このうち、書き込み速度の最速が12倍速だったときに到達したまま、長らく速度の向上がなかった書き換え速度の最速記録が久しぶりに更新された。10日現在世界最速となる、12倍速書き換え(1800KB/秒)に対応したCD-RWドライブの販売が一部ショップで始まっている。



CW038D

 「CW038D」と名付けられたCD-RWドライブは、廉価なCD-ROM/RWドライブを市場に投入することで知られるCyberdrive(Cyberdrive Technology)製。書き込み最大16倍速、読み出し最大40倍速のドライブだ。CD-RWドライブコントローラはヤマハの「CRW2200」やミツミの「CR-4808TE」にも搭載されたOak Technologyの「OTI-9796」で、これによりバッファアンダーランエラー防止技術「ExacLink」に対応するのも特徴と言えるだろう。バッファは2MBで、インターフェイスは内蔵ATAPI(Ultra ATA/33対応)。書き込みモードはディスクアットワンス/セッションアットワンス/トラックアットワンス/パケットライティングをサポートする。



背面
ドライブ自体はいたってシンプル。外観は、12倍速書き換えにあたって新しい技術が採用されたようには見えない
販売中

 価格はコムサテライト3号店で8780円。CD-Rメディアの安さも手伝って、CD-RWドライブは多くのユーザーにとって「CD-Rドライブ」となってしまっているため、書き換え速度の高速化が大きな需要を生むとは思えない。しかし、それを差し引いても、最新のCD-RWドライブとしては破格の実売価格だ。とにかく安いCD-RWドライブが欲しいなら要チェック。なお、ライティングソフトとして「nero5.5 Burning Rom」を同梱するほか、Cyberdriveの日本支社であるサイバーテックによると「CloneCD」にも対応しているという。



同梱メディア
パッケージにはCyberdriveブランドのCD-R/RWメディアが同梱。CD-RWメディアには「High-Speed」の文字があるだけであり、これを見る限りでは、現在流通しているHigh-Speed CD-RW対応メディアで問題なく使用できそうだ
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