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旭光学、アルテック、三洋電機が、デジタルカメラのリユースで新ビジネスモデル――デジカメが1980円!!

2001年10月09日 22時41分更新

文● 編集部

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旭光学工業(株)とアルテック(株)、三洋電機(株)の3社は9日、デジタルプリント分野への事業参入を目的としたデジタルプリントシステムの新しいビジネスモデルを共同で構築し、19日からリユース対応型デジタルカメラ『撮ってもEG(イージー)』のテスト販売を開始すると発表した。価格はインデックスと24枚プリント代を含み1980円。

『撮ってもEG』
プリントサービス付リユース対応型デジタルカメラ『撮ってもEG』

これは、旭光学のカメラに関する技術、アルテックの高速・高画質プリンター技術、三洋電機の半導体ソリューションを融合させ、“安価”で“高品質”のデジタルプリントを“手軽に”行なうためのビジネスモデル。販売店がプリントサービス付デジタルカメラを販売し、撮影後、ユーザーが販売店にカメラを返却、希望するぶんのプリントを依頼する。販売店はその場でプリントを印刷する(焼き増しにも対応)。その後、販売店がカメラを回収し、記録データを消去、リユースできるように再生するという。

まず19日に、リユース可能なデジタルカメラ『撮ってもEG』のテスト販売を開始する。期間は約3ヵ月間の予定。販売は、デイリーヤマザキ(5店舗)と三省堂書店(3店舗)。『撮ってもEG』は、1/4インチの35万画素(有効31万画素)CMOSセンサーを搭載し、8MBのフラッシュメモリーを内蔵するデジタルカメラ。レンズは単焦点で焦点距離は4.54mm(35mm換算で45.5mm相当)、F値は2.6、最短撮影距離は0.4m。640×480ドットのJPEGで24枚の撮影が行なえる。リチウム電池を内蔵(交換不可)しており、約30秒で自動的に電源が切れるようになっている(オートパワーオフ)。本体サイズは、幅100×奥行30×高さ65mmで、重量は約130g。

3社は、将来的にはネットワークプリントや高画素対応などのデジタルの特性を生かした事業展開を図るとしている。

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