ソニー(株)は、WORLD PC EXPO 2001のソニーブースで、“バイオQR”および“バイオMX”の新モデルをはじめ、思わず目を引くようなさまざまな新製品を数多く展示している。
ソニーブースに展示されている新バイオQR。デザインが一新され、耳(スピーカー)が付いている。キーボード斜め左下にはマジックゲート対応メモリースティックスロットを装備。バイオQR専用の壁紙も搭載している |
既存のバイオQRは、持ち歩く楽しみを追求したモデルだったが、今回展示されている新バイオQRは、“一緒に暮らすスタイルを楽しむ、音楽を聴くスタイルを楽しむ”というコンセプトを象徴するかのごとく、液晶部の左右にステレオスピーカーを装備している。なお、このステレオスピーカーは取り外しが可能。
新バイオQR。現行機種は黒に近いカラーのモデルだったが、今度の新バイオQRは白に近い。全体的に丸みを帯びたやわらかいイメージだ |
本体仕様や発売日、価格など詳細は未定だが、13.3インチのTFTカラー液晶ディスプレーを装備し、マジックゲート対応メモリースティックスロットを搭載するという。このことからも、音楽を楽しむことに重点を置いたモデルであることが想像できる。
バイオQRといえば思い出すのが本体デザインに合わせたマウスカバー。新バイオQRもスタイルに合わせた専用マウスカバーを同梱するという |
先日の“NetMD”対応製品発表会で参考出展された新バイオMXも展示されている。NetMD発表会で説明された機能のほか、OSにWindows XP Home Editionをプレインストールすること、CPUにPentium 4プロセッサーを搭載することが明らかになった。
新バイオMX。インテルのPentium 4マークが飾られている。本体仕様や発売日、価格などは未定 |
音楽と映像をリアルタイムに“演奏”できる新感覚のソフトウェア『Gen-On』。音楽に合わせてキーボードのキーを押すと、画面のグラフィックスがさまざまに変化する。また、音にエフェクトをかけることも可能。音声やグラフィックス、演奏データ、ユーザーインターフェースはカスタマイズ可能。バイオのオリジナルソフトとして、バイオシリーズのいずれかのモデルに搭載される予定という |
上記の『Gen-On』専用コントローラー。Gen-Onをよりクールに操るための専用コントローラーで、Gen-Onが搭載されているバイオに接続して利用する。ヤマハ(株)が開発中で、発売日や価格は未定 |
参考出品の5GHzワイヤレスLAN製品。家庭内ネットワーク向け製品で、IEEE802.11aに準拠しており、最大54Mbpsの高速通信が可能で、これは従来のIEEE 802.11b製品の約5倍となっている。MPEG-2の動画をストリーム配信可能 |
デスクトップオーディオ機器の参考出品。本体にHDDを内蔵しており、パソコンがなくても音楽CDから楽曲データをHDDに保存できる。さらにマジックゲート対応メモリースティックスロットも搭載しており、HDD内の楽曲データをメモリースティックに転送可能。またUSB端子も装備している。写真のスピーカーになるかどうかは未定だが、スピーカーも付属して発売するという。なお、本体仕様や発売日、価格は未定 |