講義のあとは、実際に生き物を観察するため、参加者・スタッフはつくば市近郊の水田にバスで移動した。コンクリートで固められていない用水路に、事前に建元教諭らが仕掛けた網を引き上げると、ドジョウやザリガニなど、さまざまな生き物が現れた。子供たちは、2人に1台支給されたデジタルカメラで、捕まえた生き物をひたすら写真に収めた。
ドジョウ、ザリガニ、その他多数
用水路に事前に仕掛けた網を引き上げると…… |
バケツにはドジョウやザリガニ、ほかにも小さな魚が…… |
みんなでひたすら写真を撮る |
水の中の生き物だけではなく、トンボやコオロギなど、地上の生き物も補虫網を使って採集した。これらもまた、撮影した。
補虫網を持って走り回っていた4年生の白石まりえさん。昆虫は全然平気だそうだ |
昆虫もみんなで撮影 |
これはコオロギです |
約1時間の採集・撮影のあと、インテル本社への帰路についた。採集した生き物の一部は持ち帰った。パソコンに接続した顕微鏡で観察するためだ。
トンボを顕微鏡で見るとこうなる |
すごい。でも少し気持ち悪い |
楽しかったです
そして、子供たちは今回の“インテル夏休みPCスクール”のまとめとして、『一太郎スマイル』を使っての絵日記に挑戦した。デジタルカメラで撮影した画像はインテルのスタッフがパソコンに取り込んでおき、子供たちはそれらを貼り付け、サイズを調整し、文章を付けて絵日記に仕上げていく。
指一本で一生懸命入力 |
時間が足りなかったためか、短い文章しか書けなかった子供がほとんどだったが、捕獲した魚がメダカではなく“もつご”という魚であることを調べた男の子もいた。そして、多くの絵日記は、「楽しかった」で締めくくられた。
右が5年生の清水秀樹君、左が4年生の藤本恭輔君。捕まえた魚はメダカではなく“もつご”であることを調べ上げた |
インテルではこれまで、クリスマスソングの制作や東京~大阪間でのコミュニケーションなど、さまざまなテーマで“インテルPCスクール”を行なってきた。今回は水田の生き物を調べたが、今後も面白いテーマの“インテルPCスクール”を提供していくという。子供たちの理科離れが心配される昨今だが、今回の“インテル夏休みPCスクール”の参加者のうち半数は、理科や算数が好きだと手を上げていた。
制作中の絵日記。帰り際に上げた網には、鯉がかかっていた。 |
ちなみに、参加した子供2人にインテルが何をしている会社かと質問すると、1人は「パソコンの部品を作っている会社。CPUとか」と答えたが、もう1人は「知らない」と答えた。
一面の稲穂 |
クイズの正解者に配られた人形。何人かにこれは何かと尋ねたら、全員が「宇宙人」と答えた |